マルチメディア

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音声圧縮技術 WMA の基礎知識

- WMAとは?WMAは、「Windows Media Audio」の略称で、アメリカの巨大情報企業であるマイクロソフト社が開発した音声の圧縮方式のことを指します。 WMAは、音楽配信サービスや動画共有サービスなど、インターネット上で広く利用されています。従来の音声圧縮方式として広く普及していたMP3と比較すると、WMAは高い圧縮率と高音質を両立させている点が特徴として挙げられます。 つまり、WMAはMP3と同じ音質を保ちながら、より小さなデータ容量で音声データを保存することができるということです。 また、MP3よりも低いビットレートでも高音質を実現できるため、限られたデータ容量であっても、より高品質な音声を保存・配信することが可能となりました。しかし、WMAはマイクロソフト社が開発した技術であるため、Windowsパソコンや対応するソフトウェア以外では再生できないというデメリットも存在します。 一方で、近年ではWMAに対応した携帯音楽プレーヤーなども増えつつあり、活躍の場は広がりを見せています。
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マルチメディア:新しい時代の幕開け

1990年代半ば、日本はかつてない技術革新の波に包まれました。様々な分野で新しい技術が生まれ、人々の生活を一変させるような出来事が相次ぎました。その中でもひときわ注目を集めたのが、「マルチメディア」という概念です。 それまでの情報伝達は、新聞や雑誌、テレビやラジオといった、それぞれ異なる媒体に限定されていました。しかし、マルチメディアの登場によって、文字情報だけでなく、画像、音声、動画といった多様な情報をデジタル化し、一つの媒体として統合的に扱うことが可能になりました。これは、従来の情報伝達のあり方を根底から覆す、まさに画期的な出来事でした。 例えば、従来は文字情報のみであった新聞記事に、動画や音声を埋め込むことで、読者はより臨場感あふれる情報に触れることができるようになりました。また、静止画だけであった写真に音声を加えることで、まるでその場に居合わせるかのような体験が可能になりました。このように、マルチメディアは、情報伝達をより豊かに、そしてより分かりやすくする上で、大きな役割を果たしたのです。