マザーボード

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ハードウェア

パソコンの拡張性を支えるPCI規格

パソコンは、買ったときのまま使うだけではありません。用途に合わせて様々な機能を追加できる、それがパソコンの魅力の一つです。例えば、パソコンで迫力のあるゲームを楽しみたいと思ったとき、もっと滑らかに映像が動けば、と思うことがあるかもしれません。そのような場合は、グラフィックボードと呼ばれる部品を追加することで、映像の滑らかさを左右する処理能力を向上させることができます。他にも、インターネットを快適に利用するために、有線でより高速な通信を実現する拡張カードを取り付けることも可能です。 このように、パソコンは様々な部品を自由に追加したり交換したりすることで、自分の使い方に合わせた一台に仕上げていくことができます。そして、このような自由度の高い拡張性を支えているのが、「PCI規格」と呼ばれるものです。PCI規格は、パソコン内部のデータのやり取りをスムーズに行うための共通の規格であり、異なるメーカーの様々な拡張カードをパソコンに接続することを可能にしています。 パソコンを選ぶ際には、拡張性の高さも重要な要素となります。将来的なニーズの変化や、より快適な作業環境の実現のために、拡張性の高さを考慮に入れておきましょう。
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コンピューターの心臓部!BIOSってなに?

皆さんは、コンピューターの電源を入れてから、画面にメーカーのロゴや英語のメッセージが表示されるまでの間、コンピューターの中で何が起こっているか、考えたことはありますか?実は、この目にも止まらぬ速さで処理が行われている短い時間に、コンピューターを動かすためのとても重要なプログラムが働いています。それが「BIOS」です。 BIOSは、「Basic Input/Output System」の略称で、日本語では「基本入出力システム」と訳されます。人間に例えるならば、心臓や脳のように、コンピューター全体を制御する、最も基本的なプログラムと言えるでしょう。 BIOSは、コンピューターの電源が入るとすぐに動き出し、まず、コンピューター自身が正常に動作するかを調べます。そして、キーボードやマウス、ハードディスクなどの装置が正しく接続されているかを確認します。 これらの確認作業が終わると、BIOSは、コンピューターに搭載されているオペレーティングシステム(OS)を読み込みます。OSとは、WindowsやMac OSのような、私たちが普段コンピューターを使う際に目にする画面を表示したり、アプリケーションソフトを動かしたりするためのソフトウェアのことです。 このように、BIOSは、私たちが普段意識することなく使用しているコンピューターにおいて、影ながらとても重要な役割を担っています。まさに、コンピューターを動かすための基礎と言えるでしょう。