
プログラムの「虫」を探せ!デバッグの基本
コンピュータを動かすプログラムは、人間が書いた指示書のようなものです。この指示書のおかげで、コンピュータは様々な作業を正確にこなすことができます。しかし、もしこの指示書に誤りがあると、どうなるでしょうか。コンピュータは指示通りに動くことしかできないため、誤った指示に従ってしまい、予期せぬ動作をしてしまうかもしれません。時には、作業が途中で止まってしまうことさえあります。
このようなプログラムの誤りを「バグ」と呼びます。「バグ」は、プログラムが正常に動作することを妨げる、いわば「虫」のようなものです。プログラムにバグがあると、コンピュータは私たちの期待通りに動いてくれません。例えば、計算結果が間違っていたり、画面に表示される情報がおかしかったり、あるいはプログラムが途中で停止してしまったりするのです。
そのため、プログラムを作る際には、バグを注意深く見つけて修正する作業が非常に重要になります。この作業は「デバッグ」と呼ばれ、プログラムを完成させるためには欠かせないプロセスです。デバッグをしっかり行うことで、プログラムの品質を保ち、コンピュータが正しく動作するようにすることができるのです。