
コンピューターの心臓部!BIOSってなに?
皆さんは、コンピューターの電源を入れてから、画面にメーカーのロゴや英語のメッセージが表示されるまでの間、コンピューターの中で何が起こっているか、考えたことはありますか?実は、この目にも止まらぬ速さで処理が行われている短い時間に、コンピューターを動かすためのとても重要なプログラムが働いています。それが「BIOS」です。
BIOSは、「Basic Input/Output System」の略称で、日本語では「基本入出力システム」と訳されます。人間に例えるならば、心臓や脳のように、コンピューター全体を制御する、最も基本的なプログラムと言えるでしょう。
BIOSは、コンピューターの電源が入るとすぐに動き出し、まず、コンピューター自身が正常に動作するかを調べます。そして、キーボードやマウス、ハードディスクなどの装置が正しく接続されているかを確認します。
これらの確認作業が終わると、BIOSは、コンピューターに搭載されているオペレーティングシステム(OS)を読み込みます。OSとは、WindowsやMac OSのような、私たちが普段コンピューターを使う際に目にする画面を表示したり、アプリケーションソフトを動かしたりするためのソフトウェアのことです。
このように、BIOSは、私たちが普段意識することなく使用しているコンピューターにおいて、影ながらとても重要な役割を担っています。まさに、コンピューターを動かすための基礎と言えるでしょう。