フィルタリング

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セキュリティ

情報選別を担う「フィルタリング」とは

- フィルタリングの定義「フィルタリング」とは、大量のデータの中から、あらかじめ決めた条件を満たすものだけを抽出したり、逆に条件に合わないものを排除したりする仕組みのことを指します。 例えば、コーヒーを淹れる際にペーパーフィルターを使うと、コーヒーの粉は通さずに、抽出液だけが流れ落ちます。これはまさに、フィルタリングの一例と言えるでしょう。情報社会において、フィルタリングは特に重要な役割を担っています。インターネット上には日々、膨大な情報が溢れかえっており、その中から必要な情報だけを見つけ出すことは容易ではありません。そこで活躍するのがフィルタリングの技術です。例えば、検索エンジンで知りたい情報を調べたい時、キーワードを入力することで、関連する情報だけが絞り込まれて表示されます。これもフィルタリングの技術が活用されている一例です。また、電子メールサービスなどで、特定の人からのメールだけを受信したり、迷惑メールを自動的に排除したりする機能にも、フィルタリングの技術が応用されています。このように、フィルタリングは、膨大な情報の中から必要な情報だけを取り出したり、安全な情報環境を構築したりするために、欠かせない技術と言えるでしょう。
情報リテラシー

青少年の安全なネット利用を守る法律

法律の正式名称は、その法律が対象とする範囲や目的を明確に示しています。例えば、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」という正式名称からは、この法律が青少年のインターネット利用に焦点を当て、安全で安心な環境の整備を目指すものであることがはっきりと分かります。 しかし、正式名称は往々にして長いため、日常生活では簡略化した呼び方が用いられることが一般的です。この法律の場合、「青少年インターネット環境整備法」という通称が使われます。これは、正式名称よりも短く、覚えやすく、かつ法律の趣旨を的確に表していると言えます。 この法律は、当初「子ども・若者育成支援推進法」の一部分として制定されました。しかし、携帯電話やスマートフォンが普及し、インターネットが青少年にとってより身近なものとなる中で、新たな問題も浮上してきました。そこで、青少年を取り巻くインターネット環境の変化に対応するため、平成22年4月に改正が行われ、「青少年インターネット環境整備法」として独立しました。この改正により、青少年のインターネット利用に関する内容が強化され、今日に至っています。