
インターネットの高速道路!ピアリングって何?
- ピアリングとはインターネットの世界は、実は様々な会社が協力し合って成り立っています。その中で、私たちが普段何気なくウェブサイトを閲覧したり、メールを送受信したりするために欠かせない役割を担っているのが「インターネットサービスプロバイダ」、略してISPです。ISPは、インターネット上に広がる巨大なネットワークの一部を所有し、私たちユーザーにインターネット接続サービスを提供しています。しかし、ISPは世界中のネットワークを全て自社で持っているわけではありません。そこで、異なるISP同士がそれぞれのネットワークを繋ぎ合わせ、お互いのユーザーに情報をスムーズに届けられるようにする仕組みが必要になります。これが「ピアリング」です。ピアリングをイメージで説明すると、高速道路のインターチェンジのようなものです。複数の高速道路会社がそれぞれ道路を所有している状況を考えてみてください。もし、ある会社が管理する道路から別の会社の道路へ直接移動できない場合、大きく迂回しなければならず、時間やコストがかかってしまいます。そこで、会社同士がインターチェンジで道路を直接繋ぎ合わせることで、スムーズな行き来が可能になります。ピアリングもこれと同じように、ISP同士がそれぞれのネットワークを直接接続することで、情報をより速く、効率的にやり取りできるようにしています。