
次世代の記憶装置規格:GPTとは
- GPTの概要GPT(GUID パーティションテーブル)とは、ハードディスクやSSDといった記憶装置の構造を決めるための規格です。パソコンは、記憶装置に保存されたデータを読み込むことで様々な処理を行っています。この時、データが効率よく保存・読み出しできるように、記憶装置は「パーティション」と呼ばれる区画に分割されています。GPTは、このパーティションの情報を管理するための仕組みです。従来はMBR(マスターブートレコード)と呼ばれる規格が主流でしたが、近年普及している大容量の記憶装置に対応するため、GPTが開発されました。GPTでは、128ビットの整数で構成されるUUID(ユニバーサルユニーク識別子)を使ってパーティションを管理します。UUIDは、世界で一つだけの識別番号を生成できるため、MBRよりも多くのパーティションを管理できるだけでなく、最大8ゼタバイトもの大容量記憶装置に対応可能です。GPTは、WindowsやmacOSといった最新のOSで採用されており、今後ますます普及していくと考えられています。従来のMBRに比べて多くのメリットがあるため、新しいパソコンや記憶装置を購入する際は、GPTに対応しているかどうかに注目してみましょう。