
見えない侵入経路:バックドアの脅威
- 裏口から侵入!?バックドアの脅威皆さんは「バックドア」と聞いて、何を思い浮かべますか? 建物にある裏口を想像する方が多いかもしれません。裏口は、本来は関係者だけが使う隠し通路のようなものです。実は、コンピュータの世界にも、これと同じように不正侵入に使われる「バックドア」が存在します。これは、正規の入り口(ログイン画面など)を介さず、こっそりシステムに侵入するための、いわば「裏口」のようなものです。バックドアは、システム開発者が意図的に設置する場合もありますが、多くの場合、悪意のある第三者によって、密かに仕掛けられます。 例えば、一見安全なソフトウェアに、こっそりバックドアを埋め込んで配布し、 unsuspectingユーザーがそれをインストールすると、そのユーザーの知らない間に、システムへの侵入を許してしまうのです。バックドアを仕掛けられたシステムは、まるで泥棒に合鍵を渡しているようなもので、非常に危険です。外部から自由にデータの盗み見や改ざんをされたり、他のコンピュータへの攻撃に悪用されたりする可能性もあります。このような被害を防ぐためには、信頼できるソフトウェアだけをインストールすること、そして、システムを常に最新の状態に保つことが重要です。セキュリティ対策ソフトを導入するのも有効な手段と言えるでしょう。