バックグラウンド処理

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ジョブ:コンピュータの自動処理を支える立役者

- ジョブとは ジョブとは、コンピュータにさせたい作業内容を指示する、いわば作業指示書のようなものです。私たちが普段何気なく利用しているアプリケーションやシステムの裏側では、様々なジョブが定義され、コンピュータによって実行されています。 例えば、オンラインショッピングで欲しい商品を見つけ、「購入する」ボタンをクリックしたとしましょう。すると、商品の在庫が十分にあるか自動的に確認されます。また、指定した日時にメールが届いたり、夜間になるとその日の売上データが集計されてレポートが作成されたりします。 このように、私たちが普段利用しているシステムの裏側では、様々な処理が実行されていますが、これらの処理はジョブとして定義され、コンピュータによって自動的に実行されているのです。ジョブをあらかじめ定義しておくことで、コンピュータは人間が指示を出さなくても、決められた時間に決められた作業を自動的に実行してくれるようになります。
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システムの縁の下の力持ち「バッチ処理」

- 「バッチ処理」とは 「バッチ処理」とは、コンピュータを使ってたくさんの作業をまとめて自動で行う処理のことです。 例えば、銀行のシステムを思い浮かべてみましょう。 日中はお客様がATMを使ったり、オンラインバンキングで取引したりと、その都に対応した処理が行われています。 しかし、夜間になると、日中の取引をまとめて反映して金利を計算したり、口座の残高を集計したりする必要があります。 このような、人が介在せずに、まとめて自動で処理を行うのが「バッチ処理」です。 バッチ処理は、銀行のシステム以外にも、毎月の給料計算や、大量のデータを分析する作業など、様々な場面で使われています。 大量のデータを効率よく処理できることが大きなメリットと言えるでしょう。 また、決まった時間に自動で処理を行うように設定できるので、人手不足の解消にも役立ちます。