ギガバイトって何?身近になった情報量の単位
- 情報量の単位
コンピューターは、情報を扱う際に、電圧の高低や電流の有無といった二つの状態だけを使って表現しています。この二つの状態を「0」と「1」の数字に対応させることで、あらゆる情報を表現しているのです。この「0」と「1」の最小単位を「ビット」と呼びます。一つのビットは、「はい」か「いいえ」のような、二つの可能性の中から一つを表すことができる最小の情報単位と言えるでしょう。
しかし、一つのビットだけでは、私たちが普段扱うような複雑な情報は表現できません。そこで、複数のビットを組み合わせて、より多くの情報を表現することになります。8個のビットを組み合わせた単位を「バイト」と呼びます。例えば、一つの文字を表すのに1バイト、つまり8ビットを使用するのが一般的です。
さらに、画像や音声、動画といった大容量のデータになると、バイト単位では表現しきれなくなります。そこで、キロバイト、メガバイト、ギガバイトといった、より大きな単位が使われるようになります。キロバイトは1,024バイト、メガバイトは1,024キロバイト、ギガバイトは1,024メガバイトを表します。このように、コンピューターの世界では、ビットを基礎として、様々な情報量の単位を使い分けることで、膨大な量の情報を効率的に扱っているのです。