データ圧縮

記事数:(3)

IT

ファイル圧縮の定番: Zip形式とは?

- Zip形式とはZip形式は、複数のファイルを一つにまとめ、容量を小さくする「データ圧縮」に使われる形式の一つです。世界中で広く利用されており、コンピューターを使う人にとって、もはや常識と言えるでしょう。Zip形式は、ファイルのデータの中に出てくる文字や数字のパターンを解析し、出現頻度の高いパターンを短い記号に置き換えることで、ファイルのサイズを小さくします。例えば、「青空」という単語が何度も出てくる文章の場合、「青空」を「A」という記号に置き換えることで、ファイル全体の文字数を減らすことができます。圧縮されたファイルは、「.zip」という拡張子が付きます。圧縮されたファイルを使うには、「解凍」という作業が必要になります。解凍とは、圧縮されたファイルを元の状態に戻す作業のことです。Zip形式のファイルは、WindowsやMacなど、ほとんどのOSに標準搭載されている解凍ソフトで解凍することができます。Zip形式は、ファイルの圧縮以外にも、パスワードを設定してファイルを保護したり、複数のファイルをまとめて送信したりする際にもよく使われます。このように、Zip形式は、デジタルデータのやり取りを円滑にするために欠かせない技術と言えるでしょう。
IT

データ圧縮:小さくまとめて容量節約!

- データを小さくする技術データ圧縮とは、コンピューター上で扱う様々なデータ、例えば文章や画像、音声などを、特別な技術を使って元のサイズより小さく変換することを指します。 これは、旅行の際に荷物がかさばらないように着替えを圧縮袋に入れて持ち運ぶこととよく似ています。データ圧縮には、大きく分けて「可逆圧縮」と「非可逆圧縮」の二つの方法があります。 「可逆圧縮」は、圧縮したデータを元に戻す際に、完全に元の状態に復元できる点が特徴です。文書ファイルやプログラムファイルのように、データの欠落が許されない場合に適しています。 一方で、「非可逆圧縮」は、完全に元通りに復元することはできませんが、その分、データ量を大幅に削減できるというメリットがあります。 画質の劣化を許容できる写真や動画ファイルなどを圧縮する際に利用されます。圧縮されたデータは、元のサイズと比べて容量が小さくなるため、コンピューターの記憶装置の節約になります。 また、インターネット上でファイルをやり取りする際にも、転送時間の短縮につながるなど、様々な利点があります。
情報リテラシー

写真データの圧縮方式JPEG:仕組みと特徴

- JPEGとは JPEGは、デジタルカメラやスマートフォンで撮影した写真データの容量を小さくするための技術です。写真データはそのままではサイズが大きすぎるため、保存や共有が大変になります。そこで、JPEGは写真の画質をなるべく維持しながら、データの大きさを大幅に圧縮します。 JPEGは「非可逆圧縮」と呼ばれる方式を採用しており、これはデータの圧縮時に一部の情報が削除されることを意味します。そのため、完全に元の状態に戻すことはできません。しかし、人の目にはほとんどわからない程度に情報を減らすことで、高い圧縮率を実現しています。 JPEGは、その使いやすさと効率の良さから、デジタルカメラ、スマートフォン、インターネットなど、幅広い分野で写真データの保存や共有に利用されています。写真データのやり取りをする上で、今や欠かせない技術となっています。