データフォーマット

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SAP

意外と知らない?外部書式の基礎知識

- 外部書式とは 外部書式とは、コンピュータシステムに入力されたデータが、利用者の画面にどのように表示されるかを定めた形式のことです。 例えば、金額のデータの場合を考えてみましょう。システム内部では、「1.23」という数値で処理されているかもしれません。しかし、利用者にとってはこのままでは分かりにくいため、「123円」という見慣れた形式で表示する必要があります。この「123円」という表示形式が、まさに外部書式にあたるのです。 外部書式は、金額表示以外にも、日付や時刻、電話番号など、様々な場面で利用されています。いずれの場合も、システム内部での処理に適した形式ではなく、利用者にとって分かりやすい形式に変換することを目的としています。 分かりやすく言い換えれば、外部書式とは、利用者向けの見た目に特化した形式と言えるでしょう。
WEBサービス

データ交換の立役者:JSON

- シンプルなデータ記述形式 JSONは、異なるシステム間でデータをやり取りする際に、共通の言葉のような役割を担うデータ記述形式です。 例えば、異なるプログラミング言語で開発されたシステム間でデータのやり取りが必要な場合、JSONを用いることでスムーズな連携を実現できます。 JSONの特徴は、そのシンプルさです。人間が目で見て理解しやすいように、データは「キー」と「値」の組み合わせで表現されます。 「キー」はデータの名前を表し、「値」は具体的なデータ内容を表します。 例えば、「名前 田中太郎」「年齢 30」のように、分かりやすい形式でデータを記述することができます。 このシンプルな構造により、JSONは人間だけでなく、コンピュータにとっても処理しやすい形式となっています。そのため、Webアプリケーションやモバイルアプリなど、様々なシステムで広く利用されています。
開発

データ交換の隠れた主役 TSVファイルとは

- TSVファイルの概要TSVファイルとは、「タブ区切り値(Tab-Separated Values)」の略称で、データを表現する際に、各項目をタブ記号で区切って並べることで、表計算ソフトなどで作成した表のような構造を表現した、シンプルなテキストファイル形式です。 表計算ソフトで作成したデータやデータベースから取り出したデータを扱う場合によく利用されます。 例えば、商品の情報を含む表があるとします。 この表には、「商品名」「価格」「在庫数」といった項目が列として存在し、それぞれの項目に対応する値が各行に格納されています。 TSVファイルでは、これらの項目を区切るためにタブ記号が用いられます。 TSVファイルは、そのシンプルな構造ゆえに、異なるソフトウェアやシステム間でのデータの受け渡しに非常に適しています。 例えば、WindowsのExcelで作成したデータをMacOSのNumbersで開いたり、Pythonなどのプログラミング言語で処理したりする場合などに、TSVファイル形式が役立ちます。 TSVファイルは、CSVファイルと同様にシンプルな形式ではありますが、CSVファイルはカンマ区切りであるのに対し、TSVファイルはタブ区切りであるという違いがあります。 そのため、データの内容によっては、CSVファイルよりもTSVファイルの方が適している場合があります。