ネットワークの鍵!サブネットマスクを解説
情報通信技術の進歩によって構築された、企業内ネットワークやインターネットといったコンピューターネットワークにおいて、それぞれの機器は必ず固有のアドレスを割り当てられています。これがIPアドレスと呼ばれるもので、インターネット上の住所のような役割を担っています。このIPアドレスを用いることで、データのパケットは宛先である機器まで正しく届けられます。
このIPアドレスは、ネットワークアドレスとホストアドレスという二つの要素から成り立っています。ネットワークアドレスは、その機器がどのネットワークに所属しているかを示すものであり、ホストアドレスは、そのネットワーク内における特定の機器を識別するものです。
例えるならば、ネットワークアドレスは住所における「東京都○○区」といったように、どの地域に属しているかを示すものであり、ホストアドレスは「△△マンション□号室」といったように、その地域内における特定の建物を示すものと言えます。このように、IPアドレスは二つの要素を組み合わせることで、広大なネットワーク内でも特定の機器を一意に識別することを可能にしています。