コミュニティ

記事数:(2)

開発

オープンソース:技術革新を加速する共有の力

- オープンソースとはオープンソースとは、ソフトウェアやハードウェアを作るための設計図のようなもの、つまりソースコードや設計情報を、誰でも自由に見て、使って、変えて、そしてまたそれを配っても良いという形式にすることを言います。従来の開発のやり方では、ソースコードは企業秘密として厳重に守られていました。いわば中身の見えないブラックボックスのような状態です。しかし、オープンソースでは、このソースコードをオープンにすることで、世界中の開発者が開発に参加できるようになり、ソフトウェアやハードウェアがより良いものへと進化していくことを目指します。例えば、ある人が開発した便利なソフトウェアがあるとします。しかし、従来の方法ではそのソースコードは開発者だけが知っており、他の人は使うことしかできませんでした。一方、オープンソースとして公開すれば、誰でもそのソフトウェアの仕組みを知ることができ、さらに改良を加えたり、自分の作った別のソフトウェアと組み合わせたりすることが可能になります。このように、オープンソースは、世界中の開発者が協力し、技術を共有することで、より良いものを生み出していくための、新しい開発のスタイルと言えます。
WEBサービス

懐かしの電子掲示板、BBSとは?

インターネットが広く普及するよりもずっと昔、人々は既にコンピューターを使って互いにコミュニケーションを取りたいと望んでいました。まだインターネットが一般の人々には夢物語のようだった時代、人々をつないだ技術の一つに電子掲示板、通称BBSがありました。 BBSは、まるで街角の掲示板のように、誰でも自由にメッセージを書き込んだり、他の人が書いたメッセージを読んだりすることができました。 利用者は、興味のあるテーマの掲示板を探し、そこでの議論に参加したり、新しい話題を提供したりしていました。活気のあるBBSには、常に新しいメッセージが投稿され、まるでそこに集まった人々で会話をしているかのような感覚がありました。 BBSは単なる情報交換の場としてだけでなく、趣味の仲間を見つけたり、同じ価値観を持つ人々と交流したりするための貴重な場としても機能していました。遠く離れた場所に住む人々が、共通の話題を通じて心の距離を縮め、友情を育んでいくことも珍しくありませんでした。 やがてインターネットが爆発的に普及し始めると、BBSは次第にその役割を終え、より洗練されたコミュニケーションツールにとって代わられていきました。しかし、インターネット黎明期におけるBBSの存在は、人々がオンラインでつながりたいという根源的な欲求を如実に表しており、今日のソーシャルメディアにも通じるものと言えるでしょう。