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ITシステム

CUI入門:コンピュータと文字で対話

- CUIとはCUIは「Character User Interface」の略称で、文字を用いて計算機とやり取りを行う操作方式を指します。利用者はキーボードから文字を入力し、命令や指示を計算機に伝えます。計算機は受け取った命令を処理し、その結果を再び文字で表示します。CUIは、マウスを用いて画面上の図形要素を選択・操作するGUI(Graphical User Interface)とは対照的な存在です。GUIに比べて視覚的に分かりにくいと感じるかもしれませんが、コマンドと呼ばれる命令文を正確に入力することで、計算機を思い通りに操作できるという利点があります。CUIは、主にプログラム開発やサーバー管理といった専門的な作業で利用されます。これらの作業では、GUIよりも効率的に、かつ正確に計算機を操作する必要があるためです。また、CUIは歴史が長く、古くから計算機に慣れ親しんでいる利用者にとっては、馴染み深い操作方式と言えるでしょう。
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コンピューターの心臓部との対話: Shell

コンピューターを使う時、多くの人は画面に表示された絵をクリックしたり、表示された項目を選んだりして操作しますよね。しかし、画面の裏側では、様々なプログラムが休むことなく動いています。こうしたプログラムの中でも、コンピューターの心臓部であるOSの中核(カーネル)と、私たちユーザーとをつなぐ重要な役割を担っているのが「シェル」です。 シェルは、黒い画面に文字が並んでいるだけの、一見すると専門家のためのもののように思えるかもしれません。しかし、シェルを理解することで、コンピューターへの理解をより深め、より自由に使いこなせるようになるのです。 シェルは、ユーザーが入力したコマンドを理解し、OSに指示を出す役割を担っています。例えば、ファイルをコピーしたい場合、マウスを使って画面上でファイルを移動させることもできますが、シェルでは「copy」といったコマンドとファイル名を指定することで、同じ操作を行うことができます。 シェルのコマンドは、一見すると難解な呪文のように思えるかもしれません。しかし、それぞれのコマンドは明確な意味と役割を持っており、それらを組み合わせることで、複雑な処理も自動化することができます。これは、まるでコンピューターへの指示を直接書き込んでいるような感覚であり、使いこなせるようになれば、コンピューターをより深く理解し、自分の思い通りに操作できるようになるでしょう。