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BREW:携帯電話アプリを変えた立役者

- BREWとは何かBREWは「Binary Runtime Environment for Wireless」の略で、アメリカのクアルコム社が開発した携帯電話向けのアプリケーション実行環境のことです。 従来の携帯電話アプリは機種ごとに開発が必要でしたが、BREWが登場したことで、異なる機種間でも同じアプリを動作させることが可能になりました。 これは、BREWが携帯電話のOSとアプリの間に位置し、両者の橋渡し役を担うことで実現しました。 携帯電話にはそれぞれ異なるOSや仕様が存在しますが、BREWはアプリ開発者がそれらの違いを意識せずに済むように共通の動作環境を提供しています。 例えるなら、異なる言語を話す人同士が、通訳を介してコミュニケーションを取れるようになるイメージです。BREWはアプリとOSの間の通訳者として機能し、アプリ開発者はBREWに対応したアプリを作るだけで、様々な機種で動作させることができるようになりました。 このBREWの登場により、携帯電話アプリの開発効率は飛躍的に向上し、より多くのアプリが開発されるようになりました。その結果、ユーザーは携帯電話でより多くのサービスやエンターテイメントを楽しむことができるようになったのです。