キーロガー:見えない脅威とその対策
- キーロガーとはキーロガーとは、パソコンに入力されたキーボードの記録を、ひそかに取得するソフトウェアのことです。このソフトウェアは、一見すると便利な機能を持っているように思えるかもしれません。例えば、パスワードを忘れてしまった場合に、過去の入力を確認できるといった具合です。しかし、その裏には、大きな危険性が潜んでいることを忘れてはなりません。悪意のある人物が作成したキーロガーは、ユーザーが気づかないうちに、インターネットバンキングのIDやパスワード、クレジットカード情報といった重要な個人情報を盗み出すために利用される可能性があります。キーロガーは、パソコンにインストールされていることを隠すように巧妙に作られているため、ユーザーは自分が被害を受けていることに気づくことが難しい場合がほとんどです。まさに、「目に見えない脅威」と呼ぶにふさわしいでしょう。キーロガーから身を守るためには、不審なソフトウェアをインストールしない、信頼できるセキュリティ対策ソフトを導入する、定期的にパスワードを変更するなどの対策が有効です。また、公共の場にあるパソコンや、他人が利用する可能性のあるパソコンでは、特に注意が必要です。重要な情報を入力する際は、画面上のキーボードを利用したり、キーロガー対策機能を持つソフトウェアを利用するなどの対策を検討しましょう。