
コンピューターの心臓部:カーネル
電子計算機を動作させるには、多くのプログラムが必要となります。そのプログラムの中でも、最も基本的な部分を受け持つのが「カーネル」です。カーネルは、例えるならば電子計算機の「心臓部」と言えるでしょう。人間が意識しなくても心臓が脈打つように、カーネルは裏側で働き続け、電子計算機を支えています。
具体的には、電子計算機の資源(記憶装置や中央処理装置など)を管理したり、ソフトウェアとハードウェアの橋渡しをする役割を担っています。例えば、アプリケーションが記憶装置にアクセスしたい場合、直接アクセスするのではなく、カーネルに依頼します。カーネルは依頼を受けると、適切な処理を行い、アプリケーションが安全に記憶装置にアクセスできるようにします。
カーネルは、電子計算機を動かすために無くてはならない存在であり、縁の下の力持ちとして、様々なプログラムを支えています。