
プログラミングの翻訳者:コンパイラとは?
私たちが日常的に使っている日本語とは全く異なる言葉で、プログラムは書かれています。コンピュータは、プログラムに書かれた内容をそのまま理解することはできません。そこで活躍するのが「コンパイラ」と呼ばれるソフトウェアです。コンパイラは、人間にとって理解しやすいプログラミング言語で書かれたプログラムを、コンピュータが理解できる機械語へと変換する役割を担っています。
例えるなら、日本語で書かれた小説を英語に翻訳する翻訳者のように、コンパイラはプログラムの世界とコンピュータの世界をつなぐ翻訳者と言えるでしょう。私たちが日本語で書かれた小説を読むことができるのは、翻訳者が日本語を英語に変換してくれるおかげです。
同じように、コンピュータがプログラムを実行できるのは、コンパイラがプログラミング言語を機械語に変換してくれるおかげなのです。コンパイラは、プログラムをコンピュータで実行するために必要不可欠な存在といえるでしょう。