エラー

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開発

エラーハンドリング:トラブル発生時の対処法

- エラーハンドリングとはコンピュータプログラムは、私たちが指示した通りに動くように設計されています。しかし、時にはプログラムが想定外の状況に遭遇し、正常に動作を続けられなくなることがあります。このような状況を「エラー」と呼びます。エラーが発生すると、プログラムは処理を中断したり、誤った結果を出力したりする可能性があり、深刻な問題を引き起こす可能性も孕んでいます。このような事態を防ぐために、プログラムにはエラーが発生した場合でも、適切な対応を取り、可能な限り正常な動作を維持する仕組みが必要となります。この仕組みこそが「エラーハンドリング」です。エラーハンドリングは、大きく分けて「エラーの検知」「エラーへの対応」という二つの段階から成り立っています。まず「エラーの検知」では、プログラム内でエラーが発生したことを検知します。例えば、ファイルが開けなかったり、ネットワークに接続できなかったりする場合、プログラムはエラーが発生したと認識します。次に「エラーへの対応」では、検知したエラーの種類に応じて、適切な処理を行います。例えば、軽微なエラーであれば、ユーザーに警告メッセージを表示するだけで済むかもしれません。一方、深刻なエラーの場合は、プログラムを安全に終了させる必要がある場合もあります。エラーハンドリングは、プログラムの信頼性や安定性を高める上で非常に重要です。エラーハンドリングを適切に実装することで、予期せぬエラーが発生した場合でも、プログラムは適切に対応し、ユーザーに迷惑をかけることなく、処理を継続することが可能となります。
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アベンド – システムトラブルの代名詞

- アベンドとはコンピュータの世界では、プログラムが正常に動作を終えることを「正常終了」と呼びます。 これに対して、「アベンド」とは、プログラムが予定していた通りに最後まで処理を進めることができず、途中で異常終了してしまうことを指します。これは「Abnormal End(アブノーマルエンド)」を略した言葉です。通常、プログラムは決められた手順に従って処理を行い、最後に正常終了します。しかし、プログラム実行中に予期せぬエラーが発生することがあります。例えば、プログラムが誤った計算を行おうとしたり、存在しないデータを読み込もうとしたりする場合が考えられます。このようなエラーが発生すると、プログラムは処理を継続できなくなり、アベンドが発生します。アベンドが発生すると、システムはエラーメッセージを表示し、ユーザーに異常終了を知らせます。このエラーメッセージには、アベンドの原因となったエラーの内容や、発生場所などの情報が含まれていることがあります。これらの情報は、プログラマーが問題を修正する際に役立ちます。アベンドは、処理中のデータが失われたり、システム全体が不安定になる可能性もあるため、注意が必要です。場合によっては、アベンドによってシステムが停止し、再起動が必要になることもあります。