インターネット利用

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セキュリティ

子供の安全なインターネット利用のために:ペアレンタルコントロールのススメ

インターネットは、私たちの生活に欠かせないものとなり、大人だけでなく、子どもにとっても身近なものとなっています。小学生から高校生まで、ほとんどの子どもがスマートフォンやタブレットを使いこなし、インターネットを通じて世界中の人々と繋がったり、様々な情報を手に入れたりしています。 インターネットは、子どもたちの可能性を広げる一方で、危険もはらんでいます。有害な情報に触れる危険性や、個人情報の漏洩、ネットいじめなど、子どもを取り巻くリスクは多岐に渡ります。 例えば、年齢にそぐわない過激な表現を含む動画や書き込みを目にしたり、悪意のある人物が巧妙に個人情報を聞き出そうとするケースも少なくありません。また、インターネット上での誹謗中傷は後拡散しやすく、子どもたちの心を深く傷つける可能性もあります。 子どもたちが安全にインターネットを利用できるように、保護者による適切な指導と環境づくりが重要です。フィルタリングサービスの利用や、利用時間や場所などのルールを設ける、インターネットの適切な使い方について親子で話し合うなど、できることから始めてみましょう。子どもたちがインターネットの恩恵を受けながら、安全に利用できる未来を共に築いていきましょう。
情報リテラシー

広がるデジタル格差とその深刻な影響

- デジタルディバイドとは情報通信技術(ICT)の普及がめざましい昨今、誰もが当たり前に情報にアクセスできると思われがちです。しかし実際には、コンピュータやインターネットを使える人とそうでない人の間に、大きな溝が存在しています。これを「デジタルディバイド」と呼びます。デジタルディバイドは、現代社会において深刻な問題を引き起こしています。なぜなら、経済活動、教育、医療、行政サービスなど、あらゆる場面において、情報へのアクセスは必要不可欠なものだからです。情報へのアクセス機会が限られることは、社会参加の機会を奪われ、生活の質を低下させることに繋がります。では、なぜデジタルディバイドは起こるのでしょうか。その要因は複雑に絡み合っていますが、経済状況の格差は大きな要因の一つです。コンピュータやインターネットの利用には、端末の購入費用や通信費などのコストがかかります。そのため、経済的に余裕のない人々は、情報通信技術を利用するハードルが高くなってしまいます。年齢もまた、デジタルディバイドを生み出す要因となります。若い世代は、幼い頃からデジタル機器に触れる機会が多く、抵抗なく情報技術を扱える傾向があります。一方、高齢者は、新しい技術に対する苦手意識や、使い方を学ぶ機会の不足などから、情報通信技術の利用に遅れをとってしまうことがあります。さらに、都市部と地方では、情報通信網の整備状況に差がある場合があり、これもデジタルディバイドを拡大させる要因となります。高速インターネット回線が整備されていない地域では、快適にインターネットを利用することが難しく、情報へのアクセス機会が制限されてしまいます。このように、デジタルディバイドは、経済状況、年齢、地域など、様々な要因によって生じる深刻な社会問題です。情報社会において、誰もが平等に機会を得られるように、デジタルディバイドの解消に向けた取り組みが求められています。