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ITシステム

進化する音声通話:IP電話の仕組みとメリット・デメリット

- IP電話とはIP電話とは、インターネットを経由して音声通話を実現する技術のことです。普段私たちが利用している電話は、電話線を通じて音声を相手に届けていますが、IP電話はインターネット回線を通じて音声をデータに変換して送受信します。従来の電話と比較して、IP電話には多くのメリットがあります。まず、通話料金が安い点が挙げられます。これは、音声データをインターネット回線に乗せて送受信することで、従来の電話回線を使用するよりも通信コストを抑えることができるためです。また、インターネット回線さえあれば利用できるので、世界中どこへでも通話することができます。さらに、IP電話は音声通話だけでなく、ビデオ通話やチャットなどの機能も利用することができます。このように、IP電話は従来の電話に比べて利便性が高く、現在では多くの企業や家庭で利用されています。今後も、インターネットの普及に伴い、IP電話の利用はますます拡大していくと予想されます。
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進化したインターネット基盤:IPv6とは

私たちが日々当たり前のように利用しているインターネット。パソコンやスマートフォンなど、あらゆる機器がこの巨大なネットワークに接続することで、世界中の人々と情報やサービスを共有することを可能にしています。 このインターネットへの接続において、それぞれの機器には「住所」のような役割を果たす、固有の番号が割り振られています。これがIPアドレスと呼ばれるものです。ウェブサイトを閲覧したり、メールを送受信したりするなど、インターネット上のあらゆるやり取りは、このIPアドレスを介して行われています。 しかし、現在普及しているIPアドレスのバージョン4(IPv4)には、重大な問題が潜んでいます。それは、IPアドレスの数に限りがあるということです。インターネットの黎明期には、IPv4で十分な数のアドレスを確保できると考えられていましたが、近年、世界中でインターネット利用者が爆発的に増加したことで、状況は一変しました。IPアドレスの枯渇という危機が叫ばれるようになったのです。 もし、このままIPv4アドレスを使い続けていくと、いずれは新しくインターネットに接続する機器にアドレスを割り当てることができなくなります。そうなれば、新規参入が阻害され、インターネットの成長に歯止めがかかってしまう可能性も否定できません。これは、私たちの生活や経済活動にも大きな影響を及ぼす、看過できない問題と言えるでしょう。