インシデントレスポンス

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セキュリティ

企業の守護神!SOCとは?

- SOCの概要SOCは、正式名称をセキュリティオペレーションセンター(Security Operation Center)といい、企業のネットワークやシステムをサイバー攻撃の脅威から守るために設置される専門組織です。近年、サイバー攻撃の手口はますます巧妙化し、その件数も増加の一途を辿っています。こうした状況を踏まえ、企業にとってSOCの重要性はかつてないほどに高まっています。SOCは、企業の規模や業種、セキュリティ対策への予算、そして抱えているリスクの大きさによって、その体制は様々です。 比較的規模の大きな企業では、自社の従業員だけで構成されたSOCを社内に設置するケースもあれば、専門的な知識や技術を持つセキュリティサービス企業に運用を委託するケースもあります。SOCの主な役割は、24時間365日体制でネットワークやシステムを監視し、サイバー攻撃の兆候をいち早く発見することです。そして、万が一、サイバー攻撃が確認された場合には、あらかじめ定められた手順書に基づいて、迅速に初動対応を行い、被害を最小限に抑えるための活動を行います。SOCの役割は、企業の重要な情報資産をサイバー攻撃から守るという、非常に重要なものです。
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企業を守る!今こそ知りたいインシデント対応

- インシデント対応とは情報化社会が進展する現代において、企業にとって最も重要な資産の一つが「情報」です。顧客情報や企業秘密など、その情報は多岐に渡り、万が一流出や改ざんなどが発生した場合、企業の信頼失墜や経済的な損失に繋がりかねません。このような事態を避けるため、近年注目されているのが「インシデント対応」です。インシデント対応とは、企業のシステムやネットワークに発生したセキュリティ上の問題、すなわち「インシデント」に対し、迅速かつ適切な措置を講じる一連のプロセスを指します。具体的な例としては、外部からの不正アクセスや、内部関係者による情報持ち出し、コンピュータウイルスへの感染などが挙げられます。インシデント対応の主な目的は、被害の拡大を最小限に抑え、早期に事態を収束させることです。そのため、インシデント発生時の対応手順を事前に策定しておくことが重要となります。具体的には、まずインシデントの内容を正確に把握し、影響範囲を特定します。その後、原因究明を行い、再発防止策を検討します。これらのプロセスを迅速かつ的確に実行するために、担当者への研修や訓練も欠かせません。近年、サイバー攻撃の手口はますます巧妙化しており、企業は常にセキュリティ上の脅威に晒されています。このような状況下において、インシデント対応は、企業を守る上で必要不可欠な取り組みと言えるでしょう。