アプリケーション・プログラム

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SAP

SAPにおけるメソッド:ビジネスオブジェクトへの操作

- メソッドシステムへの指示書 「メソッド」は、そのまま「方法」という意味を持ちます。SAPの世界では、個々の「ビジネスオブジェクト」にアクセスし、処理を行うための具体的な手続きを指します。 たとえば、顧客情報を管理する「顧客」というビジネスオブジェクトがあるとします。このオブジェクトに対して、顧客情報を新規登録したり、既存の情報を変更したり、削除したりといった様々な操作が必要になります。これらの操作一つ一つが、それぞれメソッドとして定義されています。 例えるなら、ビジネスオブジェクトを「家」だとすると、メソッドは「玄関を開ける」「窓を開ける」「電気を付ける」といった具体的な行動に当たります。家というオブジェクトに対して、どのような行動を起こしたいのかを指示するのがメソッドの役割です。 SAPにおいて、メソッドは「アプリケーション・プログラム」と同義です。どちらも、ビジネスオブジェクトに対して特定の操作を実行するための指示書のような役割を担います。プログラミングの世界では、一連の処理をまとめて「関数」と呼びますが、SAPではこれを「メソッド」と呼んでいる、と考えると理解しやすいかもしれません。