アクセス制限

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ITシステム

システム停止?それは「閉塞」かもしれません

- システムにおける「閉塞」とは?日常生活ではあまり耳にすることのない「閉塞」という言葉ですが、情報技術の分野では、頻繁に利用される表現です。システムを一定時間停止し、利用者がアクセスできない状態にすることを指します。システムの「閉塞」は、主にメンテナンスや更新作業のために実施されます。 例えば、銀行のシステムは、日中の取引処理を停止することなく、最新のセキュリティ対策や機能追加を行うために、夜間に「閉塞」されることがあります。 また、オンラインゲームも、新しいコンテンツの追加や不具合の修正のために、定期的に「閉塞」を行い、サーバーの更新作業を行います。「閉塞」は、利用者に不便をかけることもありますが、システムの安定稼動やセキュリティ確保、サービスの向上には欠かせないものです。計画的に「閉塞」を実施することで、システムの長寿命化や信頼性の向上を図ることができます。近年では、利用者の影響を最小限に抑えるため、可能な限り短い時間で「閉塞」を完了させる技術や、システムの一部だけを停止する部分閉塞といった方法も取り入れられています。
セキュリティ

MACアドレスフィルタリングとは?

- MACアドレスフィルタリングの概要無線LANは、ケーブルを使わずにインターネットに接続できる便利な技術ですが、誰でも自由に接続できてしまうというセキュリティ上の課題も抱えています。そこで、接続を許可する機器を限定するために用いられるのがMACアドレスフィルタリングです。MACアドレスとは、ネットワークに接続する機器それぞれに割り当てられた、固有の識別番号のことです。この番号は世界中で一意に定められており、いわば機器の「指紋」のようなものと言えます。MACアドレスフィルタリングでは、このMACアドレスを用いて、あらかじめ登録した特定の機器のみの接続を許可します。例えば、企業のオフィスなどで無線LANを構築する場合、従業員だけが利用できるようにMACアドレスフィルタリングを設定することが考えられます。この場合、従業員の所有するパソコンやスマートフォンのMACアドレスを事前に登録しておくことで、部外者の機器が接続することを防ぎ、情報漏洩などのリスクを低減することができます。このように、MACアドレスフィルタリングは、限られた機器のみを接続させたい場合に有効なセキュリティ対策となります。ただし、機器が増えるたびに設定を変更する必要があるなど、運用面での手間も考慮する必要があります。