インターネット上の住所、ドメインとは?

インターネット上の住所、ドメインとは?

ICTを知りたい

先生、「ドメイン」ってインターネット上の住所のことって習ったんですけど、住所なら“.com”とか“.jp”の部分だけで良さそうなのに、なんで“google.com”みたいに長い名前がついてるんですか?

ICT研究家

いい質問だね!確かに「.com」や「.jp」は住所を表す重要な部分だけど、それだけだと世界中で同じ住所になってしまうよね?

ICTを知りたい

あ!確かにそうですね。でも、どうやって区別するんですか?

ICT研究家

「google.com」の「google」の部分のように、「.com」や「.jp」の前に好きな名前を付けられるんだ。だから、世界中で住所が同じにならずに済むんだよ。

ドメインとは。

「インターネットやコンピューターに関係する言葉、『ドメイン』について説明します。ドメインとは、ホームページのアドレスやメールアドレスに使われる、インターネット上の住所のようなものです。インターネット上の住所は数字でできていますが、覚えるのが大変なので、代わりに『web-site.com』のようなドメイン名を使います。ドメイン名は、『.』(点)で区切られていて、一番右側の部分をトップレベルドメインと呼びます。トップレベルドメインには、会社向けなら『.com』、ネットワーク関係なら『.net』、ブログなら『.blog』、ゲームなら『.app』など、色々な種類があります。また、『.jp』は日本、『.us』はアメリカといったように、国を表すものもあります。その他にも、日本の会社向けなら『.co.jp』、学校向けなら『.ac.jp』など、組織ごとに分けられたドメインもあります。」

ドメインとは

ドメインとは

– ドメインとはインターネットの世界では、世界中のコンピューターがネットワークで繋がっています。その中で、特定のコンピューターやウェブサイトを識別するために、住所のようにわかりやすい名前が必要になります。それが「ドメイン」です。ウェブサイトを閲覧する際にアドレスバーに入力するURLや、メールアドレスの@マークの後ろに続く部分がドメインに当たります。例えば、「example.com」や「example.co.jp」といった形式で表記されます。ドメインは、「example」のような任意の文字列と、「.com」や「.co.jp」といった「ドメイン名」を組み合わせて作られます。ドメイン名は、ウェブサイトの種類や所属する国、地域を示す役割を担います。例えば、「.com」は商業組織、「.co.jp」は日本の企業、「.ac.jp」は日本の教育機関といった具合です。インターネット上で情報を発信したり、サービスを提供したりするためには、ドメインを取得してウェブサイトやメールアドレスを設定する必要があります。ドメインを取得することで、世界中の人々がそのウェブサイトやメールアドレスにアクセスできるようになり、インターネット上の活動拠点を持つことができます。ドメインは、インターネット上の住所のようなものであり、ウェブサイトやメールアドレスを特定するために不可欠なものです。ウェブサイトを運営する際には、適切なドメインを取得することが重要になります。

項目 説明
ドメインとは インターネット上のコンピューターやウェブサイトを識別するための住所のようなもの
ドメインの例 example.com, example.co.jp
ドメインの構成 任意の文字列 + ドメイン名(.com, .co.jp, .ac.jpなど)
ドメイン名の役割 ウェブサイトの種類や所属する国、地域を示す
(例: .comは商業組織, .co.jpは日本の企業, .ac.jpは日本の教育機関)
ドメインの必要性 インターネット上で情報を発信したり、サービスを提供したりするために必要
ドメイン取得によるメリット 世界中の人々がウェブサイトやメールアドレスにアクセスできるようになる
インターネット上の活動拠点を持つことができる

ドメインとIPアドレスの関係

ドメインとIPアドレスの関係

インターネットの世界では、全てのコンピュータは固有の住所を持っています。この住所は「IPアドレス」と呼ばれ、数字の羅列で表されます。しかし、私たち人間にとって、この数字の羅列を覚えるのは至難の業です。そこで登場するのが「ドメイン」です。ドメインは、人間にとって理解しやすい文字列で表されたインターネット上の住所と言えます。
例えば、「example.com」といったドメインは、実際には「192.0.2.1」のようなIPアドレスに対応しています。私たちがインターネットブラウザにドメインを入力すると、裏側では「DNSサーバー」と呼ばれる仕組みが働きます。DNSサーバーは、インターネット上の電話帳のような役割を担っており、ドメインとIPアドレスの対応表を管理しています。ブラウザは、DNSサーバーに問い合わせることで、入力されたドメインに対応するIPアドレスを見つけ出し、目的のコンピュータにアクセスします。
このように、ドメインは人間にとって扱いやすいように工夫された、インターネット上の住所表示方法と言えます。私たちが普段何気なく利用しているウェブサイトも、ドメインとIPアドレスの連携によって成り立っているのです。

ドメインとIPアドレスの関係

ドメインの構成

ドメインの構成

インターネット上の住所とも言えるドメインは、いくつかの部分に分かれており、「.」という点で区切られています。この点を境目に、右から左へ階層構造を成しています。

例えば、「example.co.jp」というドメインを見ていきましょう。

一番右側の「jp」は国コードを表しており、この場合日本を示しています。その左隣にある「co」はセカンドレベルドメインと呼ばれ、企業のウェブサイトであることを表しています。そして、一番左の「example」はサードレベルドメインと呼ばれ、組織や個人の名前などを表しています。

このように、ドメインは複数の部分から成り立っており、それぞれの部分が意味を持っています。ドメインを見ることで、そのウェブサイトがどのような組織のもので、どの国で運営されているのかを知ることができます。

ドメインの構成

トップレベルドメインの種類

トップレベルドメインの種類

インターネット上の住所を表すドメイン名において、最後の部分に位置する「.jp」や「.com」といった部分をトップレベルドメインと呼びます。このトップレベルドメインには、様々な種類が存在します。

代表的なものとしては、国や地域を表す「国別コードトップレベルドメイン」があります。例えば、「.jp」は日本を、「.us」はアメリカ合衆国を、「.uk」はイギリスを表しています。

また、組織の種類を表す「ジェネリックトップレベルドメイン」も広く使われています。世界中の企業で利用されている「.com」や、非営利組織を表す「.org」、教育機関を表す「.edu」などがこれにあたります。

近年では、これらの一般的なトップレベルドメインに加えて、特定の用途や業種に特化したトップレベルドメインも増えてきています。オンラインショップを示す「.shop」や、ブログサイトに用いられる「.blog」などがその例です。

このように、トップレベルドメインは多種多様化しており、ドメイン名を見るだけでウェブサイトの目的や所属する組織をある程度推測することが可能になっています。

トップレベルドメインの種類 説明
国別コードトップレベルドメイン 国や地域を表す .jp (日本), .us (アメリカ合衆国), .uk (イギリス)
ジェネリックトップレベルドメイン 組織の種類を表す .com (企業), .org (非営利組織), .edu (教育機関)
特定の用途や業種に特化したトップレベルドメイン 特定の用途や業種を示す .shop (オンラインショップ), .blog (ブログサイト)

ドメインの取得

ドメインの取得

インターネット上の住所ともいえるドメインは、ウェブサイトを開設する際に必要不可欠なものです。このドメインを取得するには、ドメイン登録サービスを提供している「レジストラ」と呼ばれる業者を通じて行います。

ドメインを取得する手順としては、まず希望するドメイン名が既に取得されていないかを確認する必要があります。世の中には数え切れないほどのウェブサイトが存在するため、自分が思い描いたドメイン名も、既に他の誰かに取得されている可能性も少なくありません。

もし、希望するドメイン名が使用可能であれば、レジストラを通して申請を行います。ドメインの取得には、登録費用がかかり、その費用はドメインの種類やレジストラによって異なります。一般的なドメインであれば、年間数百円から数千円程度で取得できます。

ドメインは早い者勝ちです。そのため、もし良いドメイン名を見つけた場合は、できる限り早く取得手続きを行いましょう。後から取得しようとすると、既に取得されてしまっている可能性もあります。

ウェブサイトの顔となるドメイン名は、慎重に検討し、適切なものを取得しましょう。

項目 内容
ドメインとは インターネット上の住所。ウェブサイト開設に必須
取得方法 レジストラ(ドメイン登録サービス業者)を通じて取得
取得手順 1. 希望するドメイン名の空き状況を確認
2. レジストラを通して申請
取得費用 ドメインの種類やレジストラによって異なる (数百円~数千円/年程度)
注意点 ドメインは早い者勝ちなので、希望するドメインを見つけたら早めに取得手続きを行う