パソコン操作の要！タスクバーを使いこなそう

パソコン操作の要！タスクバーを使いこなそう

画面下の頼れる存在

パソコンを操作していると、画面の一番下に細長く伸びたバーがあるのに気づきますよね。これは「タスクバー」と呼ばれるもので、ウィンドウズなど、多くのパソコンで使われている、無くてはならない機能です。
一見、地味で目立たないこのバーですが、実は日々のパソコン操作を快適にするための様々な機能が備わっています。
例えば、今開いているアプリやソフトは、全てタスクバー上にボタンとして表示されます。そのため、使いたいアプリをすぐに起動したり、複数のアプリを行き来しながら作業したりする際に非常に便利です。また、よく使うアプリはタスクバーに固定しておくこともできます。
さらに、タスクバーにはアプリの起動以外にも、様々な便利な機能があります。例えば、現在日時を確認したり、音量を調節したり、パソコンの設定画面を開いたりすることができます。
このように、タスクバーは一見地味ながらも、パソコンを快適に操作するために欠かせない、まさに「縁の下の力持ち」といえるでしょう。

アプリケーションの切り替えを簡単に

パソコンを使う上で、複数の作業を同時進行することはよくあることです。例えば、資料を作成しながらインターネットで情報を検索したり、メールを確認しながらプレゼンテーション資料を編集したりする場面も多いでしょう。このような場合、複数のアプリケーションを同時に起動して、必要に応じて画面を切り替えながら作業を進めることになります。

しかし、起動しているアプリケーションの数が増えてくると、目的のアプリケーションを探すのに手間取ることも出てきます。ウィンドウが重なり合ってしまい、目的のウィンドウを探すために画面の隅々までマウスカーソルを動かす必要が生じることもあるでしょう。

このような非効率さを解消するのがタスクバーです。タスクバーは画面の下部に表示される帯状の領域で、現在起動しているアプリケーションの一覧を表示する役割を担います。

タスクバーを見れば、どのアプリケーションが起動しているのか、そしてその中でどのアプリケーションが現在アクティブになっているのかが一目で分かります。目的のアプリケーションを見つけたら、マウスカーソルをタスクバー上の対応するアイコンに移動してクリックするだけで、瞬時にそのアプリケーションのウィンドウを表示することができます。ウィンドウを重ねて表示したり、いちいち最小化して目的のウィンドウを探したりする必要はありません。

時刻や音量も確認できる

パソコン画面の下部に常時表示されているタスクバー。ここには、起動しているアプリケーションが一覧で表示されるだけでなく、パソコンを使う上で便利な情報が表示されます。

例えば、現在の時刻。わざわざ画面右下の時計を見なくても、タスクバーを見ればすぐに確認できます。同様に、音量もタスクバーで確認できます。音量調節したいときに、わざわざ設定画面を開く必要はありません。スピーカーのアイコンをクリックすれば、スライダーで音量を調整できます。

また、インターネットに接続されているかどうかを示すネットワークの状態も確認できます。さらに、ノートパソコンの場合は、バッテリー残量も表示されます。外出先でパソコンを使う場合、バッテリー残量はとても重要な情報です。タスクバーを見れば、バッテリー残量がどれくらいあるのかが一目で分かり、充電するタイミングを逃しません。

自分好みにカスタマイズ

パソコンの操作を快適にする上で、タスクバーを自分仕様にすることはとても大切です。タスクバーは画面の上下左右、どの場所に表示させるかを自由に決めることができます。自分の使いやすい場所に配置してみましょう。また、表示サイズも変更できるので、大きすぎると感じる場合は小さくしたり、反対に小さすぎて見にくい場合は大きくしたりと、自分の好みに合わせて調整できます。さらに、インターネット閲覧ソフトや文書作成ソフトなど、頻繁に利用するアプリケーションをタスクバーに固定することができます。この機能を使うことで、アプリケーションをいちいち探し出す手間が省け、すぐに起動させることができます。このように、タスクバーは表示位置やサイズ変更、アプリケーションの固定など、様々な方法でカスタマイズできます。自分にとって使いやすいようにカスタマイズすることで、パソコン操作がよりスムーズになり、快適なデジタルライフを送ることができます。

必要な時だけ表示

パソコンの画面下部に常に表示されているタスクバーは、常に表示させておくことも、必要な時だけ表示させるように設定することもできます。
常に表示させておくと、アプリケーションの切り替えや起動が容易になりますが、画面下部の一部の領域が常に隠れてしまい、画面を広く使う上では邪魔になることがあります。
一方、必要な時だけ表示させる設定にすると、普段はタスクバーが表示されなくなるため、より広い画面領域を確保できます。例えば、文章作成や表計算ソフトの使用時など、より広い作業領域が必要な場合に効果を発揮します。また、動画視聴やゲームプレイ時にタスクバーが視界に入らなくなるため、より没入感を高めることも期待できます。
タスクバーを必要な時だけ表示させる設定にしても、マウスポインターを画面の下部に移動させると、再びタスクバーが表示されるため、すぐにアプリケーションの切り替えや起動を行うことができます。
このように、タスクバーを必要な時だけ表示させる設定は、画面の広さと操作性を両立させることができる便利な機能と言えるでしょう。