世界をつなぐ インターネット

世界をつなぐ インターネット

ICTを知りたい

先生、「インターネット」って、世界中のコンピューターをつないでいるんですよね? どうやってつながっているのか、よくわからないんです。

ICT研究家

そうだね。「インターネット」は、世界中のコンピューターやスマホなどを「ネットワーク」という道でつないでいるんだ。家の電話線をイメージするとわかりやすいかな? 電話線でそれぞれの家がつながっているように、目には見えないけど「ネットワーク」で世界中とつながっているんだよ。

ICTを知りたい

なるほど!じゃあ、誰がその「ネットワーク」を作っているんですか?

ICT研究家

実は、「インターネット」は特定の誰かによって作られたものではないんだ。世界中の様々な企業や団体が「ネットワーク」を少しずつ広げて、つなぎ合わせていったことで、今の巨大な「インターネット」になったんだよ。

インターネットとは。

世界中のコンピューターやネットワーク機器を繋ぐことで、地球規模の巨大なネットワークを作り出す「インターネット」について説明します。インターネットは、元々はアメリカの国防総省が軍事目的で開発した「アーパネット」というネットワークが始まりです。その後、一般にも開放され、現在のように広く使われるようになりました。インターネットに関する様々な決まり事は、ICANN、IETF、W3Cといった営利を目的としない団体が作っており、管理も行っています。

インターネットとは

インターネットとは

インターネットとは、世界中に張り巡らされた、コンピューター同士をつなぐ巨大なネットワークのことです。まるで世界中の人々が電話線でつながっているようなイメージですが、インターネットの場合は、その線が目に見えない電波や光ファイバーでできていると考えると分かりやすいかもしれません。

インターネットが登場する以前は、情報を遠くの人に伝える手段は限られていました。手紙を送ったり、電話をかけたりするにも、時間や費用がかかりました。しかし、インターネットの普及により、私たちは世界中の情報に瞬時にアクセスできるようになったのです。

インターネットの最大の特徴は、誰もが情報を発信できるという点にあります。従来の情報発信は、新聞やテレビなど、限られた人たちだけのものでした。しかし、インターネット上では、誰でも自分のホームページを開設したり、ブログで自分の意見を発信したりすることができます。

このように、インターネットは私たちの生活に欠かせないものとなっています。情報収集、コミュニケーション、ショッピングなど、様々な場面で利用され、世界中の人々をつないでいます。

インターネットとは 世界中に張り巡らされた、コンピューター同士をつなぐ巨大なネットワーク
インターネット登場以前の情報伝達 手紙、電話など時間や費用がかかった
インターネット普及による変化 世界中の情報に瞬時にアクセスできる
インターネットの最大の特徴 誰もが情報を発信できる
インターネットの利用場面 情報収集、コミュニケーション、ショッピングなど

インターネットの起源

インターネットの起源

インターネットの始まりは、今から約60年前の1960年代に遡ります。冷戦の真っ只中、アメリカ国防総省は、もしもの時の攻撃に備え、遠く離れた軍事研究機関同士でも通信を途絶えさせないための、新しい通信技術の開発を始めました。これが、後にインターネットの基礎となる「ARPANET(アーパネット)」と呼ばれるネットワークの誕生に繋がります。

当時の通信網は、回線を経由して情報を送受信する方式が主流でした。しかし、この方式は、一部の回線が壊れてしまうと、全体の通信が途絶えてしまうという弱点がありました。そこでアーパネットは、情報を小さなデータに分けて、複数の経路を使って送受信する「パケット交換方式」を採用しました。この方式であれば、一部の経路が不通になっても、他の経路を使って情報を送り届けることができるため、より堅牢な通信が可能になりました。

こうして誕生したアーパネットは、その後、大学や研究機関へと広がりを見せ、様々な情報交換や共同研究を促進する役割を果たしました。そして、技術の進歩と共に、アーパネットは世界中のコンピュータネットワークと接続され、今日のインターネットへと発展していくことになります。

時代 課題 解決策 結果
1960年代、冷戦時代 攻撃による通信途絶のリスク

  • 当時の通信網は回線経由が主流で、一部の回線が壊れると全体の通信が途絶してしまう
ARPANET(アーパネット)の開発

  • 情報を小さなデータに分けて、複数の経路を使って送受信する「パケット交換方式」を採用
  • 一部の経路が不通になっても、他の経路を使って情報を送り届けることが可能
堅牢な通信が可能に

  • 大学や研究機関へと広がり、情報交換や共同研究を促進
  • 世界中のコンピュータネットワークと接続され、インターネットへと発展

一般への普及

一般への普及

1980年代に入ると、それまでアメリカ国防総省の研究機関や一部の大学だけが利用していたARPANETの技術が、他の研究機関や大学にも開放されるようになりました。この動きが、ARPANETの技術を基盤としたインターネットが広く普及する最初のきっかけとなりました。
そして、1990年代に入ると、World Wide Web(WWW)が登場します。WWWは、情報を画像や音声などと共に表現し、インターネット上で共有することを容易にする技術です。この技術の登場により、インターネットは学術的な分野だけでなく、一般の人々にも広く利用されるようになりました。
人々はインターネットを通じて、世界中の情報に容易にアクセスできるようになり、電子メールや掲示板を通じて、遠く離れた場所にいる人々とコミュニケーションを取ることもできるようになりました。インターネットは、人々の生活に欠かせないコミュニケーションツールとして、急速に普及していきました。
こうして、ARPANETの技術を起源とするインターネットは、WWWの登場と普及によって、巨大な情報ネットワークへと発展を遂げ、現在では世界中の人々をつなぐ、なくてはならないインフラストラクチャーとなっています。

年代 出来事 影響
1980年代 ARPANETの技術が他の研究機関や大学にも開放 インターネット普及のきっかけ
1990年代 World Wide Web (WWW) の登場 インターネットが一般に広く利用されるようになる

インターネットを支える技術

インターネットを支える技術

私たちが日常的に利用しているインターネット。その背後には、複雑かつ高度な技術の数々が存在し、世界中の人々をつないでいます。

インターネットの基盤を支える技術の一つに、TCP/IPと呼ばれる通信手順があります。TCP/IPは、情報を小さなデータの塊に分割して送信し、受信側で元の情報に復元することで、効率的かつ確実なデータのやり取りを実現しています。例えば、手紙を送る際に、一枚の手紙を封筒に入るサイズに分割して送付し、受け取った側が順番通りに並べて元の状態に戻すイメージです。

また、インターネット上では、どのコンピュータにどの情報を送るかを特定するために、住所のような役割を果たすものが必要です。それが、ドメイン名とIPアドレスです。ドメイン名は、私たち人間にとって分かりやすいように、文字列で表された住所です。一方、IPアドレスは、コンピュータが理解できる数字の羅列で表された住所です。そして、このドメイン名とIPアドレスを紐づける役割を担っているのがDNSサーバーです。DNSサーバーは、インターネット上の電話帳のようなもので、私たちがドメイン名を入力すると、対応するIPアドレスを調べてくれます。

このように、インターネットは、TCP/IP、ドメイン名、IPアドレス、DNSサーバーなど、様々な技術が組み合わさることで成り立っています。これらの技術によって、私たちは世界中のウェブサイトやサービスにアクセスし、情報を得たり、発信したりすることができるのです。

技術 説明
TCP/IP 情報を小さなデータの塊に分割して送信し、受信側で元の情報に復元する通信手順。効率的かつ確実なデータのやり取りを実現する。 手紙を封筒に入るサイズに分割して送付し、受け取った側が順番通りに並べて元の状態に戻す。
ドメイン名 人間にとって分かりやすい、文字列で表されたコンピュータの住所。 example.com
IPアドレス コンピュータが理解できる、数字の羅列で表されたコンピュータの住所。 192.168.0.1
DNSサーバー ドメイン名とIPアドレスを紐づける役割を担う。インターネット上の電話帳のようなもの。 電話帳

インターネットの管理体制

インターネットの管理体制

インターネットは、特定の企業や組織が所有したり、管理したりしているわけではありません。その代わりに、様々な団体が協力して、インターネットが正しく機能し、誰でも公平に利用できるようにするための活動を行っています。

インターネットに関わる様々な仕様を決めている団体の一つに、「ICANN」という組織があります。この組織は、インターネット上で使われる住所のような「ドメイン名」を管理し、誰でもウェブサイトを開設できるようにしています。

また、「IETF」という団体は、インターネット上で情報をやり取りするための「プロトコル」と呼ばれる技術仕様を開発しています。このおかげで、世界中の人々が同じ方法で情報を送受信し、コミュニケーションを取ることが可能になっています。

さらに、「W3C」という団体は、私たちが普段見ているウェブサイトの表示や機能に関する技術仕様を開発しています。これにより、様々なデバイスで快適にウェブサイトを閲覧できるようになっています。

これらの団体は、技術者や研究者、企業、政府機関など、様々な立場の人々からの意見を聞きながら、インターネットの未来について話し合い、その方向性を決めています。このように、インターネットは特定の組織によって支配されているのではなく、様々な人々の協力によって支えられているのです。

団体名 役割
ICANN ドメイン名(インターネット上の住所)を管理し、誰でもウェブサイトを開設できるようにする
IETF インターネット上で情報をやり取りするための技術仕様(プロトコル)を開発し、世界中の人々が同じ方法で情報送受信できるようにする
W3C ウェブサイトの表示や機能に関する技術仕様を開発し、様々なデバイスで快適にウェブサイトを閲覧できるようにする