縁の下の力持ち「サーバー」とは?
ICTを知りたい
先生、『サーバー』ってよく聞くんですけど、どういう意味ですか?
ICT研究家
いい質問だね。『サーバー』は、インターネットの向こう側で、私たちが普段使うコンピュータに色々なサービスを提供してくれるコンピュータのことだよ。
ICTを知りたい
サービス?例えばどんなことですか?
ICT研究家
例えば、ウェブサイトを見たり、メールを送ったり、動画を見たりするとき、実は裏側でサーバーが働いてくれているんだ。私たちが普段使っているコンピュータは『クライアント』と呼ばれ、サーバーに情報を要求し、サーバーはそれに応えて情報を送り返してくれるんだよ。
Serverとは。
「情報通信技術に関連した言葉、『サーバー』について説明します。『サーバー』はもともと『給仕人』という意味の言葉です。情報通信技術の世界では、インターネットの向こう側にあるコンピューターのことを指します。私たちが普段使っているコンピューターは『クライアント』と呼ばれ、インターネットの向こう側で何かしらのサービスを提供してくれるコンピューターを『サーバー』と呼びます。サーバーは、クライアントとクライアントの間に位置し、クライアントからくる様々な要求に答えています。
インターネットの向こう側
私たちが日々当たり前のように利用しているインターネット。画面に触れて情報を得たり、遠くの人と繋がったり、その恩恵は計り知れません。しかし、その便利な世界を支える裏側には、普段目にすることのない広大な仕組みが広がっています。
インターネットの向こう側で活躍している存在、それが「サーバー」です。レストランで例えるならば、私たちの注文を聞いてくれる「給仕人」のような役割を担っています。私たちがウェブサイトを閲覧したい、メールを送信したい、動画を視聴したいといった様々な要求をインターネット上で出すと、その裏側ではサーバーが休むことなく働いて、要求に応じたデータを私たちのパソコンやスマートフォンに届けているのです。
サーバーは、世界中に無数に存在し、巨大なデータセンターと呼ばれる施設に設置されていることが多くあります。データセンターは、サーバーが安定して稼働できるよう、温度や湿度、電力供給などが厳密に管理された環境です。まるで、インターネットという広大な世界を支える心臓部と言えるでしょう。
このように、私たちが普段何気なく使っているインターネットの裏側には、サーバーという縁の下の力持ちが欠かせない存在として活躍しているのです。
クライアントとサーバー
インターネットの世界では、私たちが普段使っているパソコンやスマートフォンは「依頼者」と呼ばれます。依頼者は、インターネット上のサービスを利用する側であり、情報を見たり、送ったりといった様々な要求をインターネット上に発信します。
一方、これらの要求を受け取り、対応するのが「供給者」です。供給者は、依頼者からの要求に応じて、ウェブサイトのデータや動画、音楽などを提供したり、メールの送受信といった処理を行ったりします。まるで、レストランで、お客さんが「依頼者」、店員さんが「供給者」のような関係といえるでしょう。
依頼者と供給者は、インターネットを通じて常に連携し、情報のやり取りを行うことで、様々なサービスを提供しています。例えば、私たちがウェブサイトを閲覧する際、実際には依頼者である私たちのパソコンが、ウェブサイトの情報を保管している供給者に対してデータの送信を要求しています。そして、要求を受けた供給者がウェブサイトのデータを依頼者に送信することで、私たちはウェブサイトを見ることが出来るのです。
このように、インターネット上のサービスは、目に見えないところで依頼者と供給者が連携することで成り立っています。
サーバーの役割
インターネットの世界では、様々なサービスを私たちに提供するために、縁の下の力持ちとして活躍している機械があります。それが「サーバー」です。
サーバーは、ウェブサイトの表示やメールの送受信、オンラインゲームの提供など、多岐にわたるサービスを陰ながら支えています。例えば、私たちが普段何気なく見ているウェブサイトも、サーバーなしでは表示されません。サーバーは、ウェブサイトのデータ(画像や文章、動画など)を保存しており、私たちがウェブサイトを閲覧したいという要求を送ると、保存していたデータを読み込んで、私たちの端末に送信してくれるのです。
また、オンラインゲームの世界でも、サーバーは重要な役割を担っています。サーバーは、ゲームの舞台となる仮想空間を作り出し、複数のプレイヤーが同時にゲームに参加できるように管理しています。さらに、チャット機能やアイテムの売買など、オンラインゲームを快適に楽しめるように、様々な機能を提供しているのもサーバーの役割です。
このように、サーバーはインターネット上の様々なサービスを支える、まさに「縁の下の力持ち」と言えるでしょう。
役割 | 機能 | 例 |
---|---|---|
縁の下の力持ち | 様々なサービスを提供 | – ウェブサイトの表示 – メール送受信 – オンラインゲームの提供 |
ウェブサイト表示 | – データの保存 – データの読み込みと送信 |
– 画像や文章、動画などを保存 – ユーザーの要求に応じてデータを送信 |
オンラインゲーム | – 仮想空間の作成 – 多人数参加の管理 – 快適なプレイのための機能提供 |
– チャット機能 – アイテムの売買 |
サーバーの種類
「サーバー」と一言で言っても、実際には様々な種類が存在し、それぞれが異なる役割を担って、インターネット上のサービスを支えています。ウェブサイトを閲覧する際に私たちが見ている情報は、「ウェブサーバー」と呼ばれるサーバーに保存され、そこから私たちのパソコンやスマートフォンに配信されています。また、メールの送受信を行う際には、「メールサーバー」が私たちに代わってメッセージを預かり、適切な宛先に届けたり、受信ボックスに保管したりする役割を担っています。さらに、インターネットショッピングサイトやオンラインバンキングなどで扱う膨大な顧客情報や商品データは、「データベースサーバー」と呼ばれる特殊なサーバーに安全に保管され、必要な時に瞬時に取り出せるようになっています。このように、様々な種類のサーバーが互いに連携し、それぞれの役割を果たすことで、今日のインターネットは複雑で多様なサービスを提供することが可能となっているのです。そして、これらのサーバーは、企業の規模やサービスの内容に合わせて、適切な種類と性能のものが選択され、利用されています。
サーバーの種類 | 役割 |
---|---|
ウェブサーバー | ウェブサイトの情報を保存し、閲覧者のデバイスに配信する |
メールサーバー | メールの送受信を管理し、メッセージの保管と配信を行う |
データベースサーバー | 顧客情報や商品データなど、膨大なデータを安全に保管し、必要な時に取り出せるようにする |
まとめ
私たちが普段何気なく利用しているインターネット。実はその裏側では、「サーバー」と呼ばれるコンピューターが重要な役割を担っています。サーバーは、インターネットを支えるインフラストラクチャ(基盤)の一つであり、私たちがウェブサイトを閲覧したり、メールを送受信したり、オンラインゲームを楽しんだりできるのも、すべてサーバーのおかげと言えるでしょう。
サーバーは、インターネット上の様々なサービスを提供するために、24時間365日休むことなく稼働しています。ウェブサイトのデータや画像を保存し、ユーザーからのアクセスに応じてそれらを配信したり、メールの送受信を管理したり、オンラインゲームの世界を構築したりと、その役割は多岐にわたります。
近年、インターネットはますます私たちの生活に欠かせないものとなり、動画配信やオンラインショッピング、SNSなど、利用形態も多様化しています。それに伴い、サーバーには、より大量のデータを高速に処理することが求められるようになってきています。今後、インターネットがさらに進化していくにつれて、サーバーの役割はより一層重要性を増し、私たちの生活を支える存在として、その重要性はさらに高まっていくと考えられます。
サーバーの役割 | 具体例 |
---|---|
ウェブサイトのデータ保存・配信 | ウェブサイトの閲覧 |
メールの送受信管理 | メールの送受信 |
オンラインゲームの世界構築 | オンラインゲーム |
大量データの高速処理 | 動画配信, オンラインショッピング, SNS |