インターネットの道案内!DNSサーバーってなに?

インターネットの道案内!DNSサーバーってなに?

ICTを知りたい

先生、DNSサーバーって、私たちの生活にどんな風に役立っているんですか?難しくて、ちょっとイメージが湧かないんです。

ICT研究家

そうだね。DNSサーバーは普段目に見えないところで活躍しているから、イメージしづらいかもしれないね。例えば、君がインターネットでウェブサイトを見る時、必ずウェブサイトのアドレスを入力するよね?

ICTを知りたい

はい、そうですね。毎日何回も入力しています。

ICT研究家

実は、あのアドレスをコンピュータが理解できる数字の情報に変換してくれているのがDNSサーバーなんだ。ウェブサイトを見るためには、あの変換作業が必ず必要で、それを陰ながらやってくれているんだよ。

DNSサーバーとは。

「情報通信技術でよく聞く『DNSサーバー』について説明します。『DNS』は『ドメインネームシステム』の略で、インターネット上の住所を管理する仕組みです。人間が普段使っているウェブサイトの住所は、実は数字でできた別の住所に置き換えられています。この数字の住所を『IPアドレス』といい、『11.22.33.44』のように数字が並んだものや、『1a2b:3c4d:5d6e:7f8a:9b0c:1a2b:3c4d:5d6e』のように英数字が並んだものがあります。コンピュータはこの数字の住所を使ってインターネット上の場所を認識しますが、人間には覚えにくいですよね。そこで、人間が覚えやすいように文字を使った住所が使われています。これが『ドメイン』です。 DNSサーバーは、このドメインとIPアドレスの対応表を持っている場所です。例えると、電話帳のようなものです。例えば、『–.com』というドメインのIPアドレスが『11.22.33.44』だとします。インターネットで『–.com』を見たい時、まずコンピュータはDNSサーバーに『–.com』のIPアドレスを問い合わせます。DNSサーバーは対応表を見て、『11.22.33.44』という情報をコンピュータに返します。コンピュータは受け取った情報をもとに、目的のウェブサイトを表示します。つまり、DNSサーバーは人間が使う住所をコンピュータが理解できる住所に変換する、いわばインターネットの案内役なのです。」

インターネットと住所

インターネットと住所

私たちが日々何気なく訪れているウェブサイトですが、コンピュータはその場所を理解するために、人間とは異なる住所表記を用いています。ウェブサイトを表示させるためには、まずウェブサイトの場所をコンピュータに正確に伝える必要があります。ウェブサイトが存在する場所を示す情報は、「インターネット上の住所」とも呼ばれ、「IPアドレス」という特別な番号で管理されています。

このIPアドレスは、「11.22.33.44」や「1a2b3c4d5d6e7f8a9b0c1a2b3c4d5d6e」のように、数字やアルファベットが複雑に組み合わさったものです。しかし、私たち人間にとって、この複雑な番号を覚えたり、毎回入力したりするのは至難の業です。

そこで、この複雑な数字の羅列を、私たち人間にも分かりやすいように変換してくれるのが「DNSサーバー」です。DNSサーバーは、インターネット上の住所録のような役割を担っています。私たちがウェブサイトにアクセスする際に入力するのは、実際にはウェブサイトのIPアドレスではなく、覚えやすい「ドメイン名」と呼ばれるものです。DNSサーバーは、このドメイン名とIPアドレスを結びつけることで、私たちが意識することなく、目的のウェブサイトへスムーズにアクセスできるようにしてくれるのです。

概念 説明
ウェブサイトの場所 人間が理解しやすいドメイン名と、コンピュータが理解するIPアドレスの2種類がある
IPアドレス – インターネット上の住所
– 数字やアルファベットの組み合わせ (例: 11.22.33.44, 1a2b3c4d5d6e7f8a9b0c1a2b3c4d5d6e)
– 人間が覚えたり入力したりするには複雑
ドメイン名 – 人間が覚えやすいウェブサイトの名前 (例: google.com)
– DNSサーバーによってIPアドレスに変換される
DNSサーバー – インターネット上の住所録
– ドメイン名とIPアドレスを結びつける
– 人間が意識することなく目的のウェブサイトへアクセスできるようにする

DNSサーバーの役割

DNSサーバーの役割

私たちがインターネットを使う時、ウェブサイトのアドレスを打ち込んでアクセスしますよね?実は、あのアドレスは人間にとって分かりやすいように文字で表されたもので、コンピュータはその文字列を理解できません。コンピュータが理解できるのは数字で表されたアドレスなのです。そこで活躍するのがDNSサーバーです。

DNSサーバーは、インターネット上の住所録のような役割を担っています。住所録には、ウェブサイトの名前(ドメイン名)と、コンピュータが理解できる数字のアドレス(IPアドレス)がセットで登録されています。

例えば、皆さんが「example.com」というウェブサイトを見たいと思ったとします。ブラウザに「example.com」と入力すると、コンピュータはまずDNSサーバーへ「example.com」のIPアドレスを問い合わせます。DNSサーバーはその問い合わせを受けると、膨大な住所録の中から「example.com」に対応するIPアドレスを探し出し、コンピュータに教えます。すると、コンピュータはそのIPアドレスを使ってウェブサイトにアクセスし、皆さんは目的のウェブサイトを見ることができるのです。

このように、DNSサーバーは私たちが見たいウェブサイトへスムーズにアクセスするために、裏側で名前解決を行ってくれているのです。

DNSサーバーの仕組み

DNSサーバーの仕組み

インターネット上の住所にあたるIPアドレス。私たち人間は、覚えやすく親しみやすいドメイン名を使ってウェブサイトを閲覧しますが、コンピュータは数字でできたIPアドレスを使ってウェブサイトにアクセスします。この人間に分かりやすいドメイン名と、コンピュータが理解できるIPアドレスを紐づける役割を担うのがDNSサーバーです。

DNSサーバーは世界中に数多く存在し、それぞれが膨大なドメイン名とIPアドレスの対応表を持っています。この対応表を「DNSレコード」と呼びます。私たちがウェブサイトにアクセスしようとすると、まずブラウザがDNSサーバーに対して、アクセスしたいドメイン名に対応するIPアドレスを問い合わせます。もし、問い合わせを受けたDNSサーバーがその情報を持っていなかった場合、他のDNSサーバーに問い合わせを行い、最終的に目的のIPアドレスを見つけ出します。この問い合わせの連鎖は、「DNSの名前解決」と呼ばれます。

このように、DNSサーバーは世界規模で連携し、膨大な情報を管理することで、私たちがスムーズにインターネットを利用できる環境を提供しています。たとえ、アクセスしたいウェブサイトのIPアドレスを知らなくても、DNSサーバーが代わりに調べてくれるので、私たちは意識することなく快適にウェブサイトを閲覧することができるのです。

DNSサーバーの仕組み

DNSサーバーがないと?

DNSサーバーがないと?

インターネット上でウェブサイトを閲覧する際、私たちは普段、アドレスバーに「example.com」のような分かりやすい文字列を入力しています。しかし、ウェブサイトを表示するコンピュータは、この文字列を直接理解することはできません。コンピュータが理解できるのは、「192.168.1.1」のような数字で表されるIPアドレスだけです。

では、私たちがウェブサイトを閲覧する際に、なぜIPアドレスを意識する必要がないのでしょうか?それは、「DNSサーバー」が、私たちが入力した文字列を、対応するIPアドレスに翻訳してくれているからです。DNSサーバーは、インターネット上の住所録のような役割を果たしています。

もし、DNSサーバーが存在しなかったら、私たちはウェブサイトにアクセスするたびに、IPアドレスを直接入力しなければならなくなります。これは、電話をかける際に、相手の名前ではなく、電話番号を直接入力するようなものです。非常に面倒な作業であり、もしIPアドレスが変更された場合は、ウェブサイトにアクセスできなくなってしまいます。

このように、DNSサーバーは、私たちがインターネットを快適に利用するために、なくてはならない重要な役割を担っています。私たちが意識することなく、裏側で活躍しているDNSサーバーの存在に、改めて感謝したいですね。

私たちが入力 コンピュータが理解できるもの 橋渡し役
example.comのような
分かりやすい文字列(ドメイン名)
192.168.1.1のような
数字で表されるIPアドレス
DNSサーバー
(インターネット上の住所録)

まとめ

まとめ

インターネット上で情報をやり取りする際、私たち人間は覚えやすいウェブサイトの名前(ドメイン名)を使っています。しかし、コンピュータは数字の羅列であるIPアドレスでウェブサイトを認識します。このドメイン名とIPアドレスの対応を管理し、私たちがスムーズにウェブサイトを閲覧できるようにしてくれるのがDNSサーバーです。

DNSサーバーは、インターネット上の住所録のような役割を果たしています。私たちがウェブサイトにアクセスしようとすると、まずDNSサーバーに問い合わせが行われ、該当するウェブサイトのIPアドレスが調べられます。そして、そのIPアドレスをもとに、コンピュータは目的のウェブサイトへアクセスすることができるのです。DNSサーバーがなければ、私たちはウェブサイトにアクセスするたびに、複雑な数字の羅列を調べなければならず、非常に不便な思いをすることになります。

DNSサーバーは、インターネットの基盤を支える重要なシステムの一つと言えます。普段は意識することの少ないDNSサーバーですが、私たちが何気なくウェブサイトを閲覧できるのも、DNSサーバーが陰ながら働いてくれているおかげなのです。インターネットをより深く理解するためにも、DNSサーバーについて少し知っておくと、面白いかもしれません。

人間 コンピュータ 役割
ウェブサイト名(ドメイン名)
(例:example.com)
IPアドレス
(例:192.168.0.1)
  • ドメイン名とIPアドレスの対応を管理
  • ウェブサイトへのアクセスをスムーズにする