
OMOで変わる顧客体験
- OMOとは
「OMO」とは、「オンライン・マージズ・ウィズ・オフライン(Online Merges with Offline)」の頭文字をとった言葉で、インターネットと現実世界を融合させた販売促進活動を意味します。これまでの販売促進活動では、インターネット上の広告や販売サイトといった「オンライン」と、実際の店舗やチラシといった「オフライン」、それぞれを独立したものとして扱うのが一般的でした。しかし、近年ではスマートフォンやタブレットの普及により、消費者はインターネットと現実世界を行き来しながら商品を選び、購入するようになりました。
このような購買行動の変化に対応するために生まれたのがOMOです。OMOでは、オンラインとオフラインの境界線をなくし、それぞれの顧客情報を共有することで、顧客一人ひとりに最適な購買体験を提供することを目指します。例えば、実店舗で気になった商品の情報をスマートフォンで検索したり、オンラインショップで事前に商品を購入し、実店舗で受け取ったりするなど、消費者は自分に合った方法で商品を購入することができます。
OMOを取り入れることで、企業は顧客との接点を増やし、購買意欲の向上や販売機会の拡大といった効果が期待できます。また、顧客の購買履歴や行動履歴といったデータを分析することで、よりパーソナルなサービスを提供することも可能になります。