
プログラムの挙動を左右する「引数」
コンピュータープログラムを作る作業は、料理のレシピを考える作業によく似ています。レシピは様々な材料を手順に従って調理することで美味しい料理を作りますが、プログラムも様々な処理を順番に実行することで目的を達成します。
プログラムでは、特定の処理をまとめて「関数」として定義することがよくあります。これは、レシピの中で「野菜を炒める」といった工程を独立させておくのと似ています。関数はプログラムを整理し、見やすく、理解しやすくする役割があります。
例えば、材料を入力すると、レシピの手順に従って調理し、完成した料理を出力する関数を考えてみましょう。この関数は、カレーやシチューなど、様々な料理に対応できるように、材料を引数として受け取ります。このように、関数を使うことで、同じ処理を何度も書く手間を省き、プログラムの再利用性を高めることができます。また、プログラムの一部を変更する場合にも、関数の定義だけを修正すればよいので、修正作業が容易になります。