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ブレードサーバー:高密度実装で省スペース・省エネを実現する次世代サーバー

- ブレードサーバーとはブレードサーバーとは、サーバーの構成要素をコンパクトにまとめた「ブレード」と呼ばれる薄い板状のユニットを、専用筐体である「ブレードシャーシ」に複数枚挿し込んで使用するサーバーシステムのことです。従来のサーバーは、タワー型やラックマウント型など独立した筐体を持つものが主流でしたが、ブレードサーバーではブレードシャーシと呼ばれる筐体の中に、CPUやメモリ、ハードディスクなどの主要なコンポーネントを搭載したブレードと呼ばれるサーバーユニットを複数枚収納します。 ブレード1枚1枚が独立したサーバーとして機能するため、従来のサーバーに比べて省スペース化、配線簡素化を実現できる点が大きなメリットです。また、ブレードは必要な数だけシャーシに追加して搭載できるため、サーバーの処理能力を柔軟に拡張できます。従来のサーバーであれば、サーバーの処理能力を増強する際に新たなサーバー本体を用意する必要がありましたが、ブレードサーバーの場合はブレードを追加するだけで済むため、コスト削減や運用管理の効率化に繋がります。さらに、ブレードサーバーは消費電力や発熱量を抑えることができるため、データセンターなどの運用コスト削減にも貢献します。 このように、ブレードサーバーは従来のサーバーに比べて多くの利点があるため、近年、企業のデータセンターやクラウドサービスなどで広く採用されるようになっています。
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インフラとは?社会を支える基盤を解説

- インフラの定義 「インフラ」という言葉は、本来「インフラストラクチャー」を短くした言葉です。では、インフラストラクチャーとは一体何なのでしょうか。簡単に言うと、私たちの社会や経済活動を支える、建物や設備といった基盤となるもの全てを指します。 例えば、人や物を運ぶための道路、橋、鉄道、空港といった交通インフラは、私たちの生活に欠かせません。これらのインフラが整備されているおかげで、私たちはスムーズに移動し、日本中、そして世界中と繋がる事ができます。 また、電気、ガス、水道といったライフラインも、生活に無くてはならないインフラです。毎日安心して生活できるのはこれらのインフラがあるおかげと言えるでしょう。さらに、近年ではインターネットや携帯電話などの通信ネットワークも、生活や経済活動に欠かせないインフラとして、無くてはならないものとなっています。 このように、インフラは私たちの生活や経済活動を支える、なくてはならないものなのです。インフラがしっかりと整備されていることで、私たちは安全で快適な暮らしを送ることができ、経済も発展していくことができるのです。
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ハウジングサービスとは?その魅力を解説

- ハウジングサービスの概要ハウジングサービスとは、インターネットや通信サービスを提供する会社が顧客向けに行うサービスの一つです。具体的には、顧客が使用する通信機器やサーバーなどを、サービスを提供する会社が所有する専用の施設(データセンター)に設置し、顧客に代わって運用・管理を行うサービスです。このサービスを利用する最大のメリットは、顧客が自前で高額な設備投資や運用管理を行う必要がなくなり、コスト削減と業務効率化を実現できる点にあります。データセンターは、サーバーの運用に適した温度・湿度管理や、停電時の非常用電源設備などが整っており、安全かつ安定した環境で機器を運用することができます。そのため、顧客は安心してビジネスに専念することができます。さらに、ハウジングサービスには、セキュリティ対策やネットワーク監視などの付加サービスも充実しています。専門のスタッフが24時間365日体制で監視を行い、障害発生時には迅速な対応を行ってくれるので、顧客は安心してシステムを運用することができます。このように、ハウジングサービスは、企業のビジネスを支える重要なインフラストラクチャとして、幅広い分野で利用されています。
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ビジネスの要!データセンターとは?

- データセンターとは「インターネットデータセンター」を短くした「データセンター」は、企業にとって大切な情報やデータを守り、インターネットにつなぐための専用の建物や施設のことを指します。インターネットで情報をやり取りしたり、サービスを提供したりするためには、たくさんのコンピューターが必要です。これらのコンピューターは、安定した環境で稼働し続けなければなりません。そこで、温度や湿度が常に適切に保たれ、停電や災害対策も万全なデータセンターが重要な役割を担うのです。自社でデータセンターを建てるには、莫大な費用と専門知識が必要となります。そのため、多くの企業は専門の事業者にサーバーやデータを預け、必要なサービスだけを受ける選択をしています。このようなサービスは「データセンターサービス」や「ハウジングサービス」などと呼ばれ、企業の規模やニーズに合わせて様々なプランが用意されています。データセンターは、現代社会において、インターネットや企業活動を支える重要なインフラと言えるでしょう。
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クラウドサービスとリージョン:その関係性を解説

- リージョンとは 「リージョン」とは、インターネット上で様々なサービスを提供するクラウドサービス事業者が、利用者のデータやシステムを保管・運用するためのデータセンターを置いている地域のことです。データセンターは、膨大な数のサーバーやネットワーク機器が集積された巨大な施設であり、クラウドサービスはこのようなデータセンターを通じて利用者に届けられます。 クラウドサービス事業者は、サービスの可用性を高めたり、利用者との通信による遅延を減らしたり、あるいは提供するサービスに関する法令を遵守したりする目的で、複数の地域にリージョンを分散配置しています。利用者は、自身の利用状況や目的に最適なリージョンを選択してクラウドサービスを利用することができます。例えば、日本国内の利用者向けに開発されたサービスの場合、日本国内に設置されたリージョンを選択することで、より高速かつ安定したサービスを利用できる可能性が高まります。 このように、リージョンはクラウドサービスの提供において重要な役割を担っており、利用者はリージョンについて正しく理解することで、より快適かつ安全なクラウドサービスの利用が可能になります。
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AWSの可用性を支えるアベイラビリティゾーンとは

- アベイラビリティゾーンの概要今日のビジネスにおいて、クラウドサービスの安定稼働は欠かせないものとなっています。システムの停止は、企業の売上や評判に大きな影響を与える可能性があるからです。そこで重要となるのが、サービスの可用性を保証する仕組みです。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)では、高い可用性を実現するために「アベイラビリティゾーン(AZ)」という概念を採用しています。アベイラビリティゾーンとは、複数のデータセンターを地理的に離れた場所に集約したグループのことです。これらのデータセンターは、それぞれ独立した電力供給、冷却システム、ネットワーク設備を備えています。そのため、あるデータセンターで障害が発生した場合でも、他のデータセンターに処理を移行することで、サービスの継続的な提供が可能となります。地理的に分散配置されていることも、アベイラビリティゾーンの大きな特徴です。地震や洪水などの大規模災害が発生した場合でも、影響を受ける範囲を最小限に抑えることができます。アベイラビリティゾーンは、AWSが提供する高可用性を実現するための基盤技術の一つです。システムの可用性を高め、ビジネスの安定稼働を支える重要な役割を担っています。
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Amazon SNS: システム通知をもっと身近に

情報システムを円滑に運用するには、システムに障害が発生した場合やエラーが生じた場合に、迅速に担当者に伝える仕組みが必要不可欠です。しかし、このような通知システムを構築するには、メールサーバーを準備したり、携帯電話へショートメッセージを送信する機能を実装したりと、多くの時間と手間がかかってしまいます。そこで活用したいのが、アマゾン ウェブ サービスが提供する「アマゾン シンプル ノーティフィケーション サービス(Amazon SNS)」です。 アマゾン SNSは、開発者がアプリケーションに通知機能を容易に追加できる、フルマネージド型のメッセージングサービスです。従来のような時間と手間のかかる作業は必要なく、アマゾン SNSを利用することで、システムの構築や運用にかかる負担を大幅に軽減できます。システムで障害が発生した場合やエラーが生じた場合に、アマゾン SNSを通じて、電子メール、ショートメッセージ、モバイルプッシュ通知など、さまざまな方法で通知を受け取ることができます。迅速に状況を把握し、適切な対応を迅速に行うことが可能になります。
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Amazon SES: クラウドメール送信サービス

- はじめにと題して 現代社会において、電子メールは人々の交流や情報のやり取りに欠かせないものとなっています。特に企業活動においては、顧客との関係構築や情報発信、広告活動など、様々な場面で電子メールが活用されています。 多くの企業が顧客への情報配信やサービス提供のために大量の電子メールを送信していますが、自社で電子メールサーバーを構築し運用するには、設備投資や維持管理、セキュリティ対策など、多大なコストと労力がかかります。 このような課題を解決するために注目されているのが、インターネット経由で利用できるクラウド型の電子メール送信サービスです。その中でも、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が提供するアマゾンSES(Amazon Simple Email Service)は、拡張性が高く費用を抑えられるサービスとして多くの企業から支持を集めています。 アマゾンSESは、大量の電子メールを高速かつ確実に配信できるだけでなく、迷惑メール対策や送信状況の監視など、安全安心な電子メール運用を実現するための機能も充実しています。また、利用状況に応じた従量課金制を採用しているため、無駄なコストを抑え、費用対効果の高い運用が可能となります。 本稿では、アマゾンSESの特長やメリット、具体的な活用事例などを詳しく解説し、企業における電子メール活用の最適化に貢献していきます。
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AWSの監視サービス:Amazon CloudWatch入門

- クラウドサービスの監視 近年のビジネス環境において、クラウドサービスは必要不可欠なものとなってきています。従来のオンプレミス環境と比較して、クラウドサービスは柔軟性や拡張性に優れている点が大きな魅力です。しかし、その一方で、規模や複雑さが増大するため、システム全体の健全性を常に把握することが運用管理の大きな課題として浮かび上がります。 このような課題を解決するために登場したのが、Amazon CloudWatchに代表されるクラウド監視サービスです。これらのサービスは、クラウド上で稼働する様々なシステムから、パフォーマンスや可用性に関するメトリクスと呼ばれる測定データを自動的に収集し、可視化します。 例えば、Webサーバーの応答時間やデータベースの処理能力といった重要な指標をリアルタイムで監視し、異常が発生した場合には、管理者に速やかに通知を送ることが可能です。これにより、迅速な問題解決が可能となり、システムのダウンタイムを最小限に抑えることができます。 また、収集したメトリクスデータは、長期にわたって蓄積・分析が可能です。この分析結果を活用することで、システムの負荷状況や使用状況を把握し、将来の需要予測やリソース計画に役立てることができます。 このように、クラウドサービスの監視は、安定稼働と最適化を実現するために非常に重要であり、企業は適切な監視体制を構築することが求められます。
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企業の基盤を支えるコロケーションとは

- コロケーションの概要企業が事業を円滑に進めるためには、情報通信技術(ICT)の活用が欠かせません。特に、ウェブサイトや社内システムを運用するためのサーバーは、現代ビジネスの心臓部とも言える重要な役割を担っています。しかし、サーバーを自社で所有し運用するためには、機器の購入費用や設置場所の確保、そして運用管理に必要な専門知識など、多大なコストと労力が求められます。このような課題を解決する手段として注目されているのが「コロケーション」です。コロケーションとは、複数の企業がサーバーやネットワーク機器などのICT機器を、専門業者が運営するデータセンターに設置し、共有のインフラ設備を利用するサービスです。自社でサーバーを設置する場合と比較して、コロケーションには以下のようなメリットがあります。* -コスト削減- サーバーやネットワーク機器などの設備投資や、電気代、冷却費用などの運用コストを大幅に削減できます。* -専門知識の不足を補える- サーバーの運用やセキュリティ対策などを専門業者に任せられるため、自社で専門知識を持った人材を抱え込む必要がありません。* -安定稼働- 電力供給や空調設備が整った信頼性の高い環境でサーバーを運用できるため、安定したサービス提供が可能となります。* -セキュリティの向上- データセンターは、物理的なセキュリティ対策や災害対策も万全な場合が多く、セキュリティレベルの向上に繋がります。コロケーションは、自社のICT環境を効率化し、コスト削減と安定稼働を実現するための有効な選択肢と言えるでしょう。
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AWS: ビジネスを変革するクラウドパワー

現代のビジネス環境において、技術革新は成長の要であり、その中心的な役割を担っているのがクラウドコンピューティングです。中でも、アマゾンウェブサービス(AWS)は、その広範囲にわたるサービスと先進的な技術により、世界中の企業から大きな支持を得ています。 クラウドコンピューティングは、従来の物理的なサーバーやデータセンターに代わり、インターネットを通じてコンピューティングリソースを提供する技術です。企業は必要な時に必要なだけリソースを利用できるため、設備投資や運用コストを大幅に削減できます。また、地理的な制約を超えて、いつでもどこでもアクセスできることも大きなメリットです。 AWSは、このクラウドコンピューティングのリーディングカンパニーとして、多岐にわたるサービスを提供しています。例えば、仮想サーバー、データベース、ストレージ、ネットワーク、セキュリティなど、企業のシステム運用に必要なあらゆる要素を網羅しています。さらに、人工知能(AI)、機械学習(ML)、IoTなどの最新技術も積極的に取り入れており、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を力強く支援しています。
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AWS Device Farm: アプリの動作確認をクラウドで

- はじめに昨今では、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末が普及しています。そのため、アプリケーションを開発する際には、動作環境の多様化が大きな課題となっています。開発したアプリケーションが、特定の端末や環境だけでしか正常に動作しないという事態は避けなければなりません。 アプリケーションの品質を担保し、ユーザーに快適な体験を提供するためには、あらゆる環境での動作確認が不可欠です。しかしながら、検証のために無数の端末を実際に用意してテストを行うことは、多大な時間と費用を要する作業となります。 そこで有効な解決策として注目されているのが、クラウドベースのテストサービスです。クラウドサービスを利用すれば、実機を購入することなく、様々なOSやブラウザ環境を備えた仮想的な端末上で、アプリケーションの動作検証を行うことができます。 クラウドベースのテストサービスを導入することで、従来のテスト環境構築・運用にかかるコストを大幅に削減できるだけでなく、開発者は開発業務に集中できるようになり、開発期間の短縮にも繋がります。
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AWS環境構築を自動化!CloudFormationのススメ

- インフラ構築の自動化とは 情報システムを支える土台となるインフラ。サーバーやネットワーク機器など、様々な要素を組み合わせることで構築されます。従来、このインフラ構築は人の手作業で行われてきました。しかし、システムの大規模化や複雑化が進むにつれて、手作業での構築は限界を迎えつつあります。 そこで注目されているのが「インフラ構築の自動化」です。これは、あらかじめ設定を記述したコードや設定ファイルを用いることで、自動的にインフラ環境を構築する手法を指します。 従来の手作業による構築では、どうしても担当者の経験やスキルに依存してしまい、品質や効率にばらつきが生じてしまう可能性がありました。また、設定ミスや手順の抜け漏れなど、人為的なエラーのリスクも常に付きまといます。 一方、自動化を取り入れることで、これらの課題を解決することができます。設定内容をコードやファイルに記述することで、誰でも同じ手順で構築できるようになり、品質の均一化と効率の向上が見込めます。また、人為的なミスを減らすことで、安定した品質のインフラを構築することが可能になります。 さらに、自動化は構築時間の短縮にも貢献します。これまで時間のかかっていた作業を自動化することで、開発期間の短縮や運用コストの削減など、様々なメリットを享受することができます。
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AWSを使いこなす鍵!ARNとは?

アマゾンウェブサービス(AWS)を使う上で、「このデータはどこのもの?」「この処理はどのサービスのどの場所に対して行うの?」といったことを明確にする必要があります。膨大な数のサービスと、その中で動的に生成・管理される無数のリソースを識別するために、AWSはARN(Amazon Resource Name)という仕組みを使っています。 例えるなら、巨大な図書館を想像してみてください。この図書館には、本だけでなく、地図、写真、映画など、様々な種類の資料が保管されています。資料を探すには、その資料を示す固有の番号が必要です。これがARNの役割です。 AWSの世界では、EC2インスタンス、S3バケット、Lambda関数など、あらゆるものが資料にあたります。それぞれの資料には、一意のARNが割り当てられています。例えば、東京リージョンに存在する「my-photo-bucket」という名前のバケットを操作したい場合、"arnawss3my-photo-bucket"といったARNを指定します。 ARNを使うことで、開発者や管理者は、どのサービスの、どのリージョンの、どのリソースに対して操作を行うのかを一意に特定できます。これは、誤った操作を防ぎ、セキュリティを維持するためにも非常に重要です。