
VIEW: 複数の情報を一元管理
- VIEWとはデータベースには、顧客情報や商品情報など、様々なデータが格納されています。これらのデータは、複数の表に分散して管理されていることが一般的です。例えば、顧客情報であれば、「顧客表」と「注文履歴表」のように、それぞれ独立した表として管理されています。
必要な情報を取得するためには、これらの複数の表からデータを抽出する必要がありますが、これは複雑な処理が必要となる場合があり、時間もかかってしまいます。
そこで便利なのが「VIEW(ビュー)」です。VIEWは、複数の表から抽出されたデータを、あたかも一つの表のように扱うことができる仕組みです。
例えば、「顧客表」と「注文履歴表」から、顧客名と注文金額を抽出したVIEWを作成することができます。
このVIEWを参照することで、必要な情報だけを効率的に取得できるようになり、データ分析やシステム開発の効率が大幅に向上します。
また、VIEWは、データのアクセス制限にも役立ちます。例えば、顧客情報のうち、一部の機密情報を含むカラムを非表示にしたVIEWを作成することで、機密情報へのアクセスを制限することができます。
このように、VIEWは、データベースをより便利に、そして安全に利用するために欠かせない機能の一つです。