ICT専門家

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セキュリティ

知らずに届く脅威:迷惑メール

- 迷惑メールとは迷惑メールは、受け手の意思に反して一方的に送りつけられるメールを指します。許可なくメールアドレスを入手し、広告や宣伝、詐欺などを目的として大量に送信されます。その手口は巧妙化しており、受信者をだまして金銭を詐取しようとする悪質なケースも後を絶ちません。迷惑メールの内容は実にさまざまです。単に「送信確認」といった無害なものから、実在する企業を装って偽の情報を送りつける「フィッシング詐欺」、身に覚えのない料金を請求する「架空請求」など、その種類は多岐にわたります。特にフィッシング詐欺や架空請求は、金銭的な被害だけでなく、個人情報の流出といった深刻な事態に発展する可能性もあるため、注意が必要です。迷惑メールの多くは、送信元を偽装したり、正規のメールを装ったりするなど、巧妙な手口で受信者をだまそうとします。そのため、一見すると正規のメールと区別がつかないケースも少なくありません。しかし、よく見ると日本語が不自然だったり、送信元アドレスが不審だったりするなど、いくつかの見分け方があります。身に覚えのないメールを受け取った場合は、安易にURLをクリックしたり、添付ファイルを開いたりせず、まずは送信元や内容をよく確認することが大切です。
クラウド

企業IT戦略の要!クラウドファーストとは?

- クラウドファーストの定義「クラウドファースト」とは、企業や官公庁などが新しい情報システムを導入したり、今までのシステムを新しくしたりする際に、最初にクラウドサービスの利用を検討する考え方のことです。従来は、サーバーやネットワーク機器などを自社で所有・管理する「オンプレミス型」が主流でしたが、クラウドファーストでは、まずクラウドサービスを優先的に検討します。クラウドサービスを優先的に検討することで、企業は様々なメリットを得られます。例えば、初期費用を抑えられる、システムの導入期間を短縮できる、運用管理を専門業者に任せられる、といった点が挙げられます。従来のオンプレミス型では、高額なサーバーやネットワーク機器を自社で購入する必要があり、導入までに時間もかかっていました。また、システムの運用管理も自社で行う必要があり、専門的な知識や人員が必要でした。一方、クラウドサービスでは、必要な時に必要なだけサービスを利用できるため、初期費用を抑えられます。また、導入期間も短く、専門的な知識がなくても簡単に利用できます。さらに、運用管理もクラウドサービス提供事業者が行うため、企業は本来の業務に集中できます。このように、クラウドファーストには多くのメリットがあるため、近年、多くの企業で導入が進んでいます。
IT

ITサービスの品質保証、SLAとは?

- SLAとは何かSLAとは、サービスレベル合意と訳され、サービスの提供者と利用者が、サービスの品質について合意した内容を記したものです。これは、いわばサービスの品質保証書のような役割を果たします。SLAには、サービスの品質を測る具体的な指標とその目標値が明記されます。 例えば、ウェブサイトを運営するサービスであれば、「ウェブサイトの稼働率を99.9%以上とする」といったように、具体的な数値目標が定められます。その他にも、問い合わせへの応答時間やシステム障害発生時の復旧時間なども、SLAで規定される一般的な項目です。SLAは、特にITサービスにおいてその重要性を増しています。 ITサービスは形のないものが多いため、その品質や信頼性を目に見える形で示すことが容易ではありません。そこで、SLAによってサービスレベルを明確化することで、利用者は安心してサービスを利用できるようになり、提供者はサービス品質に対する責任を明確に示すことができるようになります。SLAは、単に文書を作成すればよいというものではありません。 サービス提供者と利用者が、SLAの内容について十分に協議し、互いに合意することが重要です。 また、SLAで定めたサービスレベルを維持・向上するための努力も欠かせません。
セキュリティ

子供の安全なインターネット利用のために:ペアレンタルコントロールのススメ

インターネットは、私たちの生活に欠かせないものとなり、大人だけでなく、子どもにとっても身近なものとなっています。小学生から高校生まで、ほとんどの子どもがスマートフォンやタブレットを使いこなし、インターネットを通じて世界中の人々と繋がったり、様々な情報を手に入れたりしています。 インターネットは、子どもたちの可能性を広げる一方で、危険もはらんでいます。有害な情報に触れる危険性や、個人情報の漏洩、ネットいじめなど、子どもを取り巻くリスクは多岐に渡ります。 例えば、年齢にそぐわない過激な表現を含む動画や書き込みを目にしたり、悪意のある人物が巧妙に個人情報を聞き出そうとするケースも少なくありません。また、インターネット上での誹謗中傷は後拡散しやすく、子どもたちの心を深く傷つける可能性もあります。 子どもたちが安全にインターネットを利用できるように、保護者による適切な指導と環境づくりが重要です。フィルタリングサービスの利用や、利用時間や場所などのルールを設ける、インターネットの適切な使い方について親子で話し合うなど、できることから始めてみましょう。子どもたちがインターネットの恩恵を受けながら、安全に利用できる未来を共に築いていきましょう。
クラウド

進化するファイル保管: クラウドストレージのススメ

皆さんは、パソコンやスマートフォンの容量がいっぱいになってしまい、困った経験はありませんか?写真や動画、音楽など、データはどんどん増えていきますよね。そんな時に便利なのが、「クラウドストレージ」と呼ばれるサービスです。 クラウドストレージとは、インターネット上にファイルを保管できるサービスのことです。 例えるなら、インターネット上に自分専用の倉庫を借りているようなイメージです。 自宅の収納スペースとは別に、広大な倉庫に大切なデータを預けておくことができるのです。 写真や動画、音楽、書類など、様々な種類のファイルを保管することができます。 クラウドストレージの大きなメリットは、いつでもどこでも、どの機器からでもデータにアクセスできるという点です。 例えば、旅行先でスマートフォンから写真にアクセスしたり、自宅のパソコンに保存した資料を外出先で確認したりといったことが簡単にできます。 また、万が一パソコンが壊れてしまっても、データはクラウド上に安全に保管されているため、安心です。 さらに、複数の端末でファイルを共有することも容易になります。 家族や友人と写真を共有したり、仕事の資料を共同編集したりする際に、とても便利です。 このように、クラウドストレージは私たちのデジタルライフをより快適にする便利なサービスと言えるでしょう。
ITシステム

インターネットの住所録:名前解決とは?

私たちが普段何気なく利用しているインターネット。ウェブサイトを見たり、メールを送ったりする際、必ずアドレスを入力しますよね。このアドレスは、私たち人間が理解しやすいように、特定の文字列で表されています。 しかし、実際には、インターネットに接続されたコンピューターやスマートフォンなどの機器は、文字列ではなく、数字で表された「IPアドレス」を使って情報のやり取りを行っています。このIPアドレスこそが、インターネット上の住所に相当するものです。 例えるなら、住所を記載する際に、「〇〇県△△市□□町1-2-3」と書く代わりに、「123.45.67.89」のような数字の羅列で表現するようなものです。インターネットの世界では、この数字の住所を使うことで、世界中のコンピューターと正確に情報をやり取りできるようになっています。 普段私たちが目にする分かりやすいアドレスは、この複雑な数字の羅列を、人間が理解しやすいように変換したものに過ぎません。インターネットの仕組みの裏側では、このように、人間には分かりにくい情報が飛び交うことで、円滑なコミュニケーションが実現されているのです。
IT

機器を無線でつなぐ技術、ペアリングとは?

- ペアリングとは「ペアリング」という言葉は、耳にしたことがあるけれど、具体的にどんなことを指すのか、よく分からない方もいるかもしれません。簡単に言うと、二つの機器が無線でデータのやり取りをするために、互いを認識させて接続の準備をすることを指します。身近な例で見てみましょう。スマートフォンとワイヤレスイヤホンを接続する場合、最初にペアリングという作業が必要になります。これは、スマートフォンとイヤホンがお互いを「信頼できる相手」だと認識し合い、安全に通信するための準備をする作業だと考えてください。具体的な手順としては、まず、接続したい機器のBluetooth機能をオンにします。次に、接続先の機器(例えばイヤホン)を「ペアリングモード」にします。すると、スマートフォンの画面上に、接続可能な機器の一覧が表示されます。その中から接続したい機器(イヤホン)を選んでタップすると、ペアリングが完了し、データのやり取りが可能になります。一度ペアリングが完了すると、次回からは自動的に接続されることが多いです。つまり、Bluetooth機器を使うたびにペアリング作業をする必要はありません。ただし、機器によっては、接続するたびにペアリングが必要なものもあるため、注意が必要です。このようにペアリングは、ワイヤレスで様々な機器を繋ぐために欠かせない技術と言えるでしょう。
在庫管理

商品管理の基礎、SKUとは?

- SKUとは何か SKUとは、Stock Keeping Unitの頭文字を取った言葉で、日本語では「在庫保管単位」と表現されます。小お店や倉庫などで、商品を管理する際に用いられる、最も小さな単位のことを指します。 毎日たくさんの商品を取り扱うお店にとって、効率的に在庫を管理することはとても重要です。そこで活躍するのがSKUなのです。 例えば、同じTシャツでも色やサイズが違えば、別の商品として管理する必要がありますよね? SKUは、色やサイズ、販売価格などの違いを明確にすることで、商品をより細かく分類することができるのです。 それぞれの商品に異なるSKUを設定することで、どの商品がどれだけ売れたのか、在庫はどれくらい残っているのか、などを正確に把握することができます。これは、お店の仕入れ計画や販売戦略を立てる上でも、非常に役立つ情報となります。
クラウド

進化するITサービス:クラウドサービスとは

現代社会において、クラウドサービスはもはや欠かせない存在となっています。インターネットを通じて様々なサービスを手軽に利用できるようになり、私たちの生活は大きく変化しました。 では、クラウドサービスとは一体どのような仕組みなのでしょうか? 従来のサービス形態では、例えば音楽を聴くにも、写真を保存するにも、専用の機器や記憶媒体が必要でした。しかし、クラウドサービスでは、膨大なデータを保管するデータセンターと、それを利用するためのソフトウェアがネットワークを通じて提供されます。利用者はインターネットに接続できる環境さえあれば、いつでもどこでも必要なサービスを受けられるのです。 この仕組みにより、私たちは高価な機器やソフトウェアを購入する必要がなくなり、経済的な負担が軽減されます。また、データの保存場所や管理を気にする必要もなく、場所を選ばずに最新の情報にアクセスできます。 しかし、利便性の高いクラウドサービスにも注意すべき点はあります。それは、データの保管や管理をサービス提供者に委託するという点です。信頼できる提供者を選ぶことはもちろん、セキュリティ対策にも気を配り、大切な情報を守る意識が重要となります。
ITシステム

無線LAN:ケーブル不要で快適インターネット

無線LANは、パソコンやスマートフォンなどを無線通信を使ってインターネットや他の機器と接続する技術です。従来の有線LANのように、機器とルーター間をケーブルで接続する必要がないため、配線が不要になり、部屋をスッキリと保つことができます。 無線LANの登場により、自宅やオフィスだけでなく、カフェや空港、駅など、さまざまな場所で手軽にインターネットに接続できるようになりました。そのため、場所を選ばずに仕事や情報収集、娯楽などが楽しめるようになり、私たちの生活に欠かせないものとなっています。 無線LANには、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/axなどの規格があり、それぞれ通信速度や周波数帯、通信範囲などが異なります。最近では、高速かつ安定した通信が可能なIEEE 802.11acやIEEE 802.11axが主流となってきており、動画視聴やオンラインゲームなど、大容量データの送受信が必要な場合でも快適に利用できます。 無線LANを利用する際は、セキュリティ対策も重要です。悪意のある第三者に不正アクセスされることを防ぐために、パスワードの設定や暗号化方式の選択など、適切なセキュリティ設定を行うようにしましょう。
IT

企業の課題解決を支えるSIerの役割とは

- SIerとは何かSIerとは、システムインテグレーターの略称で、企業が抱える様々な経営課題や業務上の問題に対して、情報システムの力で解決へと導く役割を担います。具体的には、顧客の要望を丁寧にヒアリングし、最適なシステムの設計から開発、導入、運用、保守までを一貫して請け負います。SIerは、顧客である企業にとって、まさに情報システム構築の頼れるパートナーと言えるでしょう。 企業は、専門性の高い情報システムの知識や技術を持たない場合も少なくありません。そこで、SIerが持つ豊富な経験やノウハウを活かすことで、企業は本来の業務に集中しながら、効率的なシステム構築を実現できるのです。SIerの仕事は多岐に渡り、規模も大小様々です。例えば、大規模な基幹システムの構築から、中小企業向けの業務システム開発、最近では、スマートフォンアプリ開発やAI、IoTといった最新技術を駆使したシステム構築まで手がける企業も増えています。このように、SIerは、常に時代の変化を捉えながら、顧客のニーズに応えるべく、進化を続けています。 情報技術の進化は目覚ましく、企業にとって情報システムはもはや必要不可欠なものとなっています。SIerは、その重要な役割を担う存在として、今後も社会に大きく貢献していくことが期待されています。
IT

環境にも優しいペーパーレス会議のススメ

- ペーパーレス会議とは会議といえば、机の上に資料の山、という光景を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし近年、環境への配慮や業務効率化の観点から、「ペーパーレス会議」が注目されています。一体どのような会議なのでしょうか。ペーパーレス会議とは、文字通り紙資料を使わずに、電子データを用いて行う会議のことを指します。従来の会議のように、紙の資料を大量に印刷して配布する代わりに、パソコンやタブレット端末、電子黒板などを活用します。では、具体的にどのように資料を共有するのでしょうか。いくつかの方法があります。一つは、会議の前に参加者へ電子データの資料をメールなどで送付する方法です。資料を事前に共有することで、会議中の資料説明の時間を減らし、より活発な議論の時間を創出することができます。二つ目は、クラウドストレージサービスを活用する方法です。クラウド上に資料を保存しておけば、参加者は会議中にいつでもアクセスして閲覧することができます。資料の修正や更新があった場合も、クラウド上ですぐに反映されるため、常に最新の情報が共有できるというメリットもあります。三つ目は、会議中に画面共有機能を使って、リアルタイムで資料を共有する方法です。参加者全員が同じ画面を見ながら議論を進めることができるため、よりスムーズな意思疎通が可能となります。このように、ペーパーレス会議は、従来の会議形態に比べて多くの利点があります。環境保護に貢献できるだけでなく、資料作成や印刷、配布にかかるコスト削減、会議の準備や進行の効率化など、様々な効果が期待できます。
クラウド

進化するコンピューティング:クラウドの可能性

- クラウドコンピューティングとはクラウドコンピューティングとは、インターネットを通じて、必要な時に必要なだけコンピューターの資源を利用できるサービスです。まるで水や電気を必要な分だけ使うように、コンピューターの処理能力やデータを保存する場所などを、必要な時に必要なだけ利用できます。従来のパソコンやスマートフォンでは、利用したいアプリケーションをそれぞれの端末にインストールする必要がありました。しかし、クラウドコンピューティングでは、アプリケーションやデータはインターネット上のサービス事業者のコンピューターに置かれています。そのため、利用者はインターネットに接続さえすれば、場所を選ばずに様々なデバイスからサービスを利用できます。クラウドコンピューティングには、大きく分けて3つの種類があります。ソフトウェアをインターネット経由で利用できる「SaaS」、開発環境を提供する「PaaS」、コンピューターの基盤部分をサービスとして利用できる「IaaS」です。それぞれのサービスは、利用者のニーズや目的に合わせて選ぶことができます。クラウドコンピューティングの最大のメリットは、初期費用を抑えながら、必要な時に必要なだけコンピューター資源を利用できる点です。また、常に最新のソフトウェアやサービスを利用できるため、システムの維持管理の手間も軽減できます。さらに、データのバックアップやセキュリティ対策もサービス事業者が行うため、安心して利用することができます。このように、クラウドコンピューティングは、従来のコンピューター利用の概念を変える革新的なサービスと言えます。
開発

17歳以下の才能が開花!未踏ジュニア

- 若い才能を育む「未踏ジュニア」とは?「未踏ジュニア」は、一般社団法人未踏が運営している、17歳以下の若い世代を対象とした、他に類を見ない支援プログラムです。このプログラムは、若いクリエイターやプログラマーたちが秘めた才能を花開かせ、未来の技術革新を担う人材を育てることを目的としています。従来の教育プログラムでは、知識や技術を学ぶことに重点が置かれることが一般的ですが、「未踏ジュニア」は、実際の経験を通して、自分のアイデアを形にする力を身につけることを重視しています。具体的には、参加者は、自分が温めてきた独自のアイデアを実現するための計画を立て、経験豊富な専門家の指導を受けながら、開発に取り組みます。そして、開発した成果は、発表会で広く公開する機会が設けられています。「未踏ジュニア」は、若い世代が秘めた可能性を最大限に引き出し、社会にインパクトを与える革新的なサービスやプロダクトを生み出すための、かけがえのない機会を提供しています。
プロトコル

SIPとは? インターネット電話の仕組みを解説

- SIPの概要SIP(セッション開始プロトコル)は、インターネット上で音声通話やビデオ会議などを実現するための通信の決まり事です。インターネット上で複数の機器が音声や映像などのデータをリアルタイムにやり取りするためには、データの送受信を管理し、通信をスムーズに行う仕組みが必要です。SIPは、このような役割を担うプロトコルの一つであり、インターネット電話の標準規格として広く普及しています。SIPは、通信を行う機器同士が通信セッション(データのやり取りを行う一連の流れ)を確立・管理・切断する際に必要な手順を定めています。例えば、インターネット電話をかけるとき、SIPは相手の機器と接続するための経路を確立し、通話に必要な情報を交換します。また、通話中に別の相手を追加したり、逆に通話を終了したりする際にも、SIPがその手順を制御します。SIPは、IPネットワーク上で動作するため、インターネットに接続できる環境であれば、場所を問わず利用できます。また、SIPは柔軟性が高く、音声通話だけでなく、ビデオ会議やインスタントメッセージなど、様々なリアルタイム通信サービスに応用できます。このように、SIPは現代のインターネット社会において欠かせない通信技術の一つと言えるでしょう。
WEBサービス

Webサイト分析の基本!ページビューを理解しよう

- ページビューとはウェブサイトを運営する上で、その利用状況を把握することは非常に重要です。その指標の一つに「ページビュー」があります。ページビューとは、ウェブサイト内の特定のページが表示された回数のことです。ウェブサイトを訪れた人がページを開くたびに、1ページビューとしてカウントされます。例えば、あるブログ記事が100回閲覧された場合、その記事のページビューは100となります。これは、100人の異なる人がその記事を読んだ、あるいは一人の人が100回読み込んだ、どちらの場合も考えられます。ページビューは、ウェブサイト全体の人気を測る指標として、あるいは個々のページがどれだけ読まれているかを判断する指標として用いられます。ただし、ページビューはあくまでもページが表示された回数であるため、実際に人が記事を読んだかどうか、どのくらいの時間をかけて読んだのか、といった詳細な情報まではわかりません。ページビューが多いからといって、必ずしもウェブサイトの内容が充実している、あるいはユーザーの満足度が高い、と断言することはできない点に注意が必要です。より深くユーザーの行動を理解するためには、ページビューに加えて、滞在時間や直帰率、コンバージョン率といった他の指標も合わせて分析していくことが重要になります。
在庫管理

物流の基礎!保管場所とは?

- 保管場所とは 工場や倉庫といった、物を製造したり保管したりする施設において、製品や部品など、様々な在庫を置いておく場所のことを「保管場所」と言います。 この保管場所は、単に物を置いておくスペースというだけでなく、物の出し入れや在庫の管理を行う、物流において非常に重要な役割を担っています。 保管場所は、効率的な物流を実現するために、いくつかの区画に分けて管理されることが一般的です。 例えば、製品の種類や出荷先、あるいは入庫した日付などによって保管場所を分けることで、必要な時に必要な物をすぐに見つけて取り出すことが可能となります。 このように、保管場所を適切に設定し管理することは、在庫管理の精度向上や棚卸し作業の効率化に繋がり、ひいては企業全体の生産性向上に貢献する重要な要素と言えるでしょう。 保管場所の管理方法には、従来の紙媒体を用いた方法に加え、近年ではコンピューターシステムを活用した方法も普及してきています。 システム化により、在庫状況のリアルタイムな把握や、入出庫履歴の自動記録などが可能となり、より正確かつ効率的な管理体制を構築することができます。
クラウド

いまさら聞けない?クラウドの基礎知識

- クラウドとは インターネット上に広がる広大な情報空間を「クラウド」と呼びます。では、具体的に「クラウド」とはどのようなものなのでしょうか? 「クラウド」とは、インターネットを通じて様々なサービスを利用できる仕組みのことです。まるで、必要な時に必要な資料だけを借りることができる、巨大な図書館を想像してみてください。従来のように、資料を全て自分で揃える必要はありません。 以前は、パソコンにソフトウェアをインストールしたり、企業内にサーバーを設置してシステムを構築することが一般的でした。しかし、「クラウド」の登場により、状況は大きく変わりました。高価なソフトウェアも、場所を取るサーバーも、インターネットに接続するだけで、必要な時に必要なだけ利用できるようになったのです。 この「クラウド」の仕組みには、従来の方法と比べて多くのメリットがあります。まず、高額なソフトウェアや設備を購入する必要がなくなり、コスト削減につながるという点が挙げられます。また、場所を選ばずに利用できるため、自宅でも職場でも、外出先でも同じように作業できるという利便性も魅力です。さらに、常に最新のバージョンが利用できるため、セキュリティ面でも安心です。 このように、「クラウド」は、私たちの生活や仕事を大きく変える可能性を秘めた、革新的な技術と言えるでしょう。
IT

SIMフリーで広がるモバイルの自由

- SIMフリーとは近年、よく耳にするようになった「SIMフリー」という言葉。 これは、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末が、特定の通信事業者(キャリア)のSIMカードだけに縛られていない状態のことを指します。従来、日本では、携帯電話会社が販売する端末は、自社のSIMカードしか使えないように制限されているのが一般的でした。 しかし、SIMフリーの端末であれば、国内外の様々な携帯電話会社のSIMカードを自由に選んで使うことができるのです。例えば、ある携帯電話会社で契約したSIMカードを使っていたとしても、SIMフリーの端末であれば、別の携帯電話会社に乗り換える際に、端末はそのままで、SIMカードだけを差し替えれば良くなります。 つまり、携帯電話会社を自由に選べるようになり、自分に合った料金プランやサービスを自由に選択できるというメリットがあるのです。さらに、海外旅行や出張の際にも、現地の携帯電話会社のSIMカードを挿入することで、高額な国際ローミング料金を支払うことなく、現地の料金で通話やデータ通信を利用することができます。 このように、SIMフリー端末は、ユーザーにとって、利便性や経済性の面で、大きなメリットをもたらすものと言えるでしょう。
IT

性能を測る物差し:ベンチマークのススメ

- ベンチマークテストとは「ベンチマーク」という言葉は、もともとは測量の分野で使われていた用語で、高さの基準となる水準点を指す言葉でした。これがITの分野にも転用され、コンピューターの性能を評価する際の基準という意味で使われるようになりました。そして、このベンチマークを使って、ハードウェアやソフトウェアの性能を実際に測定することを「ベンチマークテスト」と呼びます。 ベンチマークテストでは、測定対象となる製品に対して、あらかじめ決められた手順で、特定の処理を実行させます。このとき用いられるのが、専用のプログラム、すなわちベンチマークプログラムです。ベンチマークプログラムは、CPUの計算能力や、メモリの読み書き速度、ハードディスクのデータ転送速度など、様々な項目について性能を測定できるように設計されています。 ベンチマークテストの結果として得られる数値を「ベンチマークスコア」と呼びます。ベンチマークスコアは、数値が高いほど性能が高いことを示します。このスコアを比較することによって、異なる製品間での性能の優劣を客観的に判断することが可能になります。 ベンチマークテストは、パソコンやスマートフォンなどの製品を選ぶ際に、性能を比較検討するための有効な手段となります。しかし、ベンチマークテストはあくまで様々な性能指標のうちの一側面しか反映していない点に注意が必要です。製品を選ぶ際には、ベンチマークスコアだけでなく、実際の使用感や機能、価格なども総合的に判断することが重要です。
ITシステム

システム停止?それは「閉塞」かもしれません

- システムにおける「閉塞」とは?日常生活ではあまり耳にすることのない「閉塞」という言葉ですが、情報技術の分野では、頻繁に利用される表現です。システムを一定時間停止し、利用者がアクセスできない状態にすることを指します。システムの「閉塞」は、主にメンテナンスや更新作業のために実施されます。 例えば、銀行のシステムは、日中の取引処理を停止することなく、最新のセキュリティ対策や機能追加を行うために、夜間に「閉塞」されることがあります。 また、オンラインゲームも、新しいコンテンツの追加や不具合の修正のために、定期的に「閉塞」を行い、サーバーの更新作業を行います。「閉塞」は、利用者に不便をかけることもありますが、システムの安定稼動やセキュリティ確保、サービスの向上には欠かせないものです。計画的に「閉塞」を実施することで、システムの長寿命化や信頼性の向上を図ることができます。近年では、利用者の影響を最小限に抑えるため、可能な限り短い時間で「閉塞」を完了させる技術や、システムの一部だけを停止する部分閉塞といった方法も取り入れられています。
ITシステム

クライアント仮想化:どこでも仕事ができる環境を実現

- クライアント仮想化とは従来のパソコン作業では、一人一台の端末に、業務に必要なソフトやデータ、設定などを保存するのが一般的でした。しかし、このような環境では、端末の管理やセキュリティ対策に手間がかかるという課題がありました。そこで登場したのがクライアント仮想化です。クライアント仮想化は、別名でデスクトップ仮想化とも呼ばれ、一人一台のパソコンに設定していたデスクトップ環境を、サーバー上に集約する技術です。イメージとしては、利用者のパソコンをサーバー上に作られた仮想的なパソコンに置き換えるようなものです。これにより、利用者は会社のパソコンだけでなく、自宅の私用パソコンやタブレット端末など、場所を選ばずに自分の端末からサーバーにアクセスすることで、普段使い慣れたデスクトップ環境で作業を行うことができます。この技術のメリットは、端末管理の効率化だけにとどまりません。端末の紛失や盗難が発生した場合でも、サーバー上にデータが保管されているため、情報漏洩のリスクを大幅に低減できます。また、新しいソフトウェアの導入やアップデートなども、サーバー側で一括して行うことが可能なため、管理者の負担軽減にも繋がります。このように、クライアント仮想化は、企業にとって多くのメリットをもたらす技術として注目されています。
ハードウェア

SIM:携帯電話の必須アイテムを解説

- SIMとは? 携帯電話を使う時、必ず必要となるのがSIMカードです。SIMは「Subscriber Identity Module」の略称で、日本語では「加入者識別モジュール」という意味です。 SIMカードは、一見すると小さなプラスチック片のように見えますが、内部にはICチップが埋め込まれており、重要な役割を担っています。 このICチップには、携帯電話の契約者であるあなたを識別するための情報が記録されています。具体的には、契約者IDや電話番号、ネットワーク接続に必要な情報などが含まれています。 SIMカードを携帯電話に挿入することで、これらの情報が読み取られ、あなた専用の携帯電話として認識されます。そして、初めて通話やデータ通信などのサービスが利用できるようになるのです。 つまり、SIMカードは携帯電話を使うための鍵のようなものと言えるでしょう。たとえ高性能なスマートフォンを持っていても、SIMカードがなければ、電話としての機能を果たすことはできません。
IT

IT業界の「ベンダー」とは?その役割と種類を解説

「ベンダー」という言葉を耳にしたことはありますか? 実は、私たちの身近にある家電量販店も、広い意味ではベンダーに含まれるのです。「ベンダー」とは、情報通信技術の分野において、「販売業者」を意味する言葉です。もう少し具体的に説明すると、パソコンやソフトウェア、ネットワーク機器など、様々な情報通信技術に関する製品やサービスを、企業や個人といった最終的な利用者に対して直接販売する企業のことを指します。 例えば、新しいパソコンが欲しいと思った時、家電量販店に行ったり、インターネット通販サイトで探したりすると思います。この時、私たちにパソコンを販売してくれるお店やインターネット通販サイトが、まさに「ベンダー」にあたります。 また、「ベンダー」は、パソコンやソフトウェアといった形のある製品を販売するだけでなく、インターネット回線やクラウドサービスのような、形のないサービスを提供することもあります。 このように、「ベンダー」と一言で言っても、その規模や取り扱う製品・サービスは様々です。しかし、いずれも、情報通信技術に関する製品やサービスを私たちに提供してくれる、いわば「橋渡し役」としての役割を担っている点は共通しています。