進化を遂げたWebブラウザ、マイクロソフトエッジ
ICTを知りたい
「マイクロソフトエッジ」って、インターネットを見るためのものってことはわかったんだけど、具体的に何がすごいの?
ICT研究家
そうだね。「マイクロソフトエッジ」は、インターネットを見るためのソフト、ブラウザの一種なんだ。これまでの「インターネットエクスプローラー」と比べて、どこが変わったと感じた?
ICTを知りたい
えっと、見た目かな? 前のものよりスッキリして見やすくなった気がする。
ICT研究家
その通り! 見た目も操作も使いやすくなったのが特徴の一つだね。しかも、表示速度が速くなったり、安全性が向上したりと、機能面でも優れているんだ。
マイクロソフトエッジとは。
「インターネットやコンピューターに関係する言葉、『マイクロソフトエッジ』について説明します。マイクロソフトエッジは、マイクロソフトという会社が作った、インターネットを見るためのソフトウェアです。このようなソフトウェアは、ブラウザとも呼ばれます。ウィンドウズというパソコンのシステムでは、長い間『インターネットエクスプローラー』というブラウザが標準で使われてきました。しかし、ウィンドウズ10からは、マイクロソフトエッジも使えるようになり、切り替えて使えるようになりました。さらに、ウィンドウズ11からはマイクロソフトエッジだけが使えるようになり、移行が進められています。マイクロソフトエッジは、インターネットエクスプローラーと比べて、見た目全体が変わりました。アイコンやボタンは平らなデザインになり、指で画面に触れて操作するタッチパネルにも使いやすくなりました。また、マウスの右ボタンを押した時に出るメニューも、必要なものだけになり、使いやすくなりました。設定画面も見やすく、変更するとすぐに反映されるので、便利です。インターネットエクスプローラー11は、2022年6月15日でサポートが終わったので、会社でも個人でも、マイクロソフトエッジに移行しなければなりません。ただし、マイクロソフトエッジの『IEモード』を使えば、インターネットエクスプローラーの機能の一部は使えます。IEモードは、少なくとも2029年までは使える予定です。」
マイクロソフトエッジとは
マイクロソフトエッジは、マイクロソフトが開発した、ホームページやブログなどを見ることができるソフトウェアです。このようなソフトウェアは「ウェブブラウザ」と呼ばれ、インターネットを見るために欠かせないものです。ウェブブラウザは数多くありますが、マイクロソフトエッジはWindowsパソコンを買ったときから既に使えるように設定されているため、誰でも簡単に使い始めることができます。
以前は「インターネットエクスプローラー」というウェブブラウザがWindowsパソコンに搭載されていましたが、Windows10からはマイクロソフトエッジが標準のウェブブラウザとなり、インターネットエクスプローラーとマイクロソフトエッジのどちらかを選ぶことができるようになりました。そして、最新のWindows11からはマイクロソフトエッジのみが搭載されるようになり、インターネットエクスプローラーに慣れ親しんだ人もマイクロソフトエッジに移行していく流れになっています。
ソフトウェア名 | 種類 | 特徴 | 備考 |
---|---|---|---|
マイクロソフトエッジ | ウェブブラウザ | Windowsパソコンを買ったときから使える 誰でも簡単に使い始めることができる |
Windows11からは標準搭載、インターネットエクスプローラーは搭載されなくなる |
インターネットエクスプローラー | ウェブブラウザ | 以前のWindowsパソコンに搭載されていた | Windows11ではなくなった |
見やすく使いやすいデザイン
– 見やすく使いやすいデザインマイクロソフトエッジは、従来のインターネットエクスプローラーのデザインを一新し、より見やすく、より使いやすいものへと進化しました。従来のインターネットエクスプローラーでは、立体的なデザインのアイコンやボタンが多く、画面が煩雑な印象を与えることもありました。しかし、マイクロソフトエッジでは、アイコンやボタンが平面的なデザインに変更され、すっきりとした印象を与えます。また、タッチパネルで操作しやすいように、アイコンやボタンのサイズが大きく、間隔も広くなりました。これにより、画面上の要素が視覚的に整理され、目的の操作を簡単に行うことができます。さらに、従来のインターネットエクスプローラーでは、右クリックメニューに多くの項目が表示され、目的の機能を探すのに時間がかかることもありました。しかし、マイクロソフトエッジでは、表示項目が整理され、使用頻度の低い項目は省略されています。これにより、必要な機能にすぐにアクセスできるようになりました。マイクロソフトエッジは、このようにデザイン面で大幅に進化したことで、より直感的で快適な操作を実現しています。
項目 | 従来のインターネットエクスプローラー | Microsoft Edge |
---|---|---|
デザイン | 立体的なアイコンやボタンで煩雑な印象 | 平面的なアイコンやボタンでスッキリとした印象 |
操作性 | アイコンやボタンが小さく、間隔が狭いため操作しづらい | アイコンやボタンが大きく、間隔が広くタッチパネルでも操作しやすい |
右クリックメニュー | 多くの項目が表示され、目的の機能を探すのに時間がかかる | 表示項目が整理され、使用頻度の低い項目は省略され、必要な機能にアクセスしやすくなった |
シンプルな設定画面
– シンプルな設定画面
マイクロソフトエッジの新たな設定画面は、従来のブラウザでは複雑になりがちだった設定項目を整理し、誰にでも分かりやすく改善されました。
もう、目的の設定を見つけるために迷路のようなメニューをさまよう必要はありません。必要な設定項目は、画面左側に分かりやすく分類され、一覧表示されています。
例えば、閲覧履歴の削除やクッキーの管理といったプライバシーに関する設定、パスワードの管理や自動入力の設定、ダウンロード先の変更など、日常的に使う機会が多い設定項目は、ワンクリックでアクセスできる場所に配置されています。
さらに、設定を変更すると、その場ですぐに反映されるため、ストレスなく操作できます。従来のように、設定画面と実際のブラウザ画面を行ったり来たりする必要もなく、変更内容をすぐに確認しながら設定を進められます。
マイクロソフトエッジは、このような細かな使い勝手の向上により、快適で効率的なインターネット体験を提供します。
特徴 | 説明 |
---|---|
設定画面の簡素化 | 複雑なメニュー構造を排除し、分かりやすい設定画面を実現 |
設定項目の分類と一覧表示 | 画面左側に設定項目を分かりやすく分類し、一覧で表示 |
使用頻度の高い設定へのアクセス向上 | プライバシー設定、パスワード管理、ダウンロード設定など、頻繁に使う設定項目へのアクセスを容易に |
設定変更の即時反映 | 設定を変更すると即座に反映されるため、スムーズな操作が可能 |
操作性の向上 | 設定画面とブラウザ画面を行き来する必要がなく、効率的に設定を変更可能 |
インターネットエクスプローラーからの移行
長年親しまれてきたインターネットエクスプローラー11ですが、2022年6月15日をもってサポートが終了しました。これに伴い、マイクロソフトエッジへの移行が必須となっています。
インターネットエクスプローラーを使い慣れている方にとって、新しいブラウザへの移行は不安に感じるかもしれません。特に、企業においては、業務システムとの連携など、考慮すべき点が多くあります。しかし、マイクロソフトは、このような不安を解消し、スムーズに移行できるよう、さまざまな機能やサポートを提供しています。
例えば、マイクロソフトエッジには、インターネットエクスプローラーの表示設定をそのまま引き継ぐ機能が備わっています。そのため、使い慣れた画面のまま、快適に使い始めることができます。また、企業向けには、移行計画の策定から導入後のサポートまで、専門の担当者が丁寧に支援するサービスも用意されています。
インターネットエクスプローラーのサポート終了は、セキュリティリスクの増加にも繋がります。安全なインターネット環境を維持するためにも、早急にマイクロソフトエッジへの移行を進めることが重要です。
項目 | 内容 |
---|---|
IEサポート終了日 | 2022年6月15日 |
移行先ブラウザ | マイクロソフトエッジ |
移行のメリット | – セキュリティリスクの軽減 – マイクロソフトによるサポートの継続 |
企業向け支援 | – 移行計画策定 – 導入後のサポート |
マイクロソフトエッジの特徴 | – IEの表示設定を引き継ぎ可能 – 使い慣れた操作感 |
IEモードで業務システムにも対応
インターネット閲覧ソフト「マイクロソフトエッジ」には、「IEモード」と呼ばれる機能が搭載されています。これは、従来のインターネットエクスプローラーでなければ正しく動かなかったウェブサイトやシステムを、マイクロソフトエッジ上でも利用できるようにする機能です。
多くの企業では、業務システムにインターネットエクスプローラーを利用してきました。しかし、マイクロソフトはインターネットエクスプローラーのサポートを終了する方向であるため、企業は新たな対応を迫られています。IEモードは、このような企業が既存の業務システムを変更することなく、マイクロソフトエッジに移行するのを支援します。
マイクロソフトは、IEモードのサポートを少なくとも2029年まで継続する予定です。そのため、企業は安心してマイクロソフトエッジへの移行を進めることができます。IEモードは、過去の資産を生かしながら、最新の技術を活用できる有効な手段と言えるでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
機能名 | IEモード |
搭載ソフト | マイクロソフトエッジ |
機能概要 | 従来のインターネットエクスプローラー(IE)でなければ正しく動かなかったウェブサイトやシステムを、マイクロソフトエッジ上で利用できるようにする機能 |
目的 | IEのサポート終了に伴い、企業が既存の業務システムを変更することなく、マイクロソフトエッジに移行できるように支援する |
サポート期間 | 少なくとも2029年まで |
メリット | 過去の資産(IEベースのシステム)を生かしながら、最新の技術(マイクロソフトエッジ)を活用できる |